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飲食店向け勤怠管理システム比較6選|複数の店舗に対応|シフト管理

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飲食店の勤怠管理に特有な悩みで、ストレスを抱えている経営者や人事担当者の方に朗報をお届けします。

「飲食店の勤怠管理は複雑だから、システムで処理することは難しい」と思っていませんか?近年では、それぞれの業種に特化した勤怠管理システムが存在します。

飲食店なら、飲食店に特化した勤怠管理システムを導入することで、大幅な負担軽減が可能です。本記事では、飲食店での勤怠管理の課題を確認した後、課題解決につながる機能を備えた勤怠管理システムをご紹介します。

1. 飲食店の勤怠管理における課題とは

勤怠管理システム導入にあたって大切なことは、現在の勤怠管理の課題を確認することです。そうすることで、課題に対応できる勤怠管理システムを選択することができます。

1-1. 飲食店従業員のシフト管理

飲食店の勤怠管理の課題として、シフト表による管理があります。シフト表とは、スタッフの勤務体制を表にまとめたものです。飲食店の場合、このシフト管理に大きな課題があるといわれています。

1-1-1. 正社員の事務的な負担が大きい

飲食店では、正社員の負担が大きくなります。スタッフに占める正社員の割合が少ないのが原因です。なぜなら、ランチやディナータイムのように1日のうちで忙しい時間帯が片寄るからです。

忙しい時間帯には、当然多くのスタッフが必要になります。したがって、短時間で雇用することができ、勤務時間の融通が利くアルバイトが必要になるのです。

シフトの管理などの事務作業は正社員がおこなうのが一般的で、正社員の数が少なくなれば、当然1人にかかる負担は大きくなるでしょう。

多店舗経営の場合などは、1店舗に1人、あるいは数店舗に1人の正社員で、アルバイトのシフトを管理しているケースも見られます。

1-1-2. シフト表の作成

飲食店の勤怠管理において、シフト表の作成が最も大きな負担となるかもしれません。労働時間がばらばらだったり、時間帯などの条件によって時給が異なったりするアルバイトを組み合わせて無駄なく適切にシフトを組むことは、たいへん骨の折れる作業です。

工場など製造業でも、2交替制や3交替制の場合、シフトを使用しています。しかし一般的に、従業員の労働時間は固定です。飲食店のシフトの数や複雑さには遠くおよばないでしょう。

極端に言えばアルバイトの数だけシフトの数があるといっても過言ではないでしょう。さらに、シフトの作成にあたり、人件費も売上に見合った額を考慮しなければならないのです。

1-1-3. 急な欠勤・遅刻者への対応

アルバイト従業員の欠勤や遅刻は、避けて通ることができません。学生であれば、勉強するという本業があるのだから仕方ないともいえるでしょう。しかし、お店側にとっては仕方ないではすまされません。

アルバイトが急な欠勤や遅刻をすると、早急なシフトの変更が必要となります。店舗により、経営に最低限必要な人員が決まっているはずです。人が足らなくなった場合、他の店舗から人員をまわすなどの対応が必要でしょう。

予定通りではない突然のシフト変更は、記録漏れなどのミスにもつながりやすく、後日おこなう給与計算などの業務で担当者にさらに負担をかけることになります。

1-2. 打刻の管理

時間給の多い飲食店の職場では、打刻などタイムカードでおこなっているところが多いでしょう。しかし、タイムカードの打刻にも注意しなければならない課題があります。

1-2-1. 勤務時間集計の煩雑さ

飲食店でアルバイトが多くなる理由は先ほど説明しました。そして今でも、アルバイトは時間給になるためタイムカードにより管理されることがほとんどです。

しかし、給与計算時には、タイムカードの時間集計は担当者の負担になります。従業員一人ひとりの、異なる曜日・勤務時間を集計しなければならないからです。

さらに、飲食店の場合、賃金の深夜割増(22時から翌朝5時)を定めているケースも多くあります。時給の違いや打刻時間の端数処理について、切下げや切上げにも気をつけなければなりません。

1-2-2. アルバイトによる不正打刻の横行

飲食店のようなアルバイトの多い職場では、管理者である正社員の目が届かないことが多く、不正打刻が横行することがあります。

先ほど説明したとおり、多店舗の場合には1人の管理者が複数の店舗をかけ持ちします。アルバイトのみの店舗では、アルバイト同士が連絡を取り、代わりに打刻するなどして遅刻をごまかすようなケースもあるようです。

職場での不正行為がアルバイトのモチベーションに対して悪い影響を与えることは、言うまでもありません。

1-2-3. 打刻のタイミングがばらばら

また、出勤・退勤時に、どのタイミングで打刻をするかも徹底しておかないと、平等性を欠くことになります。

たとえばAさんは、いつも出勤するとすぐにタイムカードを打刻するが、Bさんは出勤後着替えをすませ、仕事の準備ができた時点で打刻をするような場合です。

打刻のタイミングが人によって異なると、適正な勤怠管理とはいえません。給与計算の際、打刻の時間は分かっても、勤怠状況までは見ることができないからです。

1-3. ヘルプ勤務の把握

ヘルプ勤務とは、複数の店舗で経営している場合に、従業員の欠勤などで人手が少なくなった店舗に、他の店舗から人員を補充する方法です。

ヘルプ勤務を利用する職場の場合、たとえば、2店舗で営業しているなら、同じ従業員のタイムカードはそれぞれの店舗に置かれています。

つまり、同じ従業員のタイムカードが2枚あることになります。これによって給与計算の時には集計が漏れたり、逆に二重におこなったりと、担当者の負担が大きくなる可能性があります。

2. 飲食店が勤怠管理をうまくするためにできること

今まで説明してきたように、飲食店ならではの勤怠管理の悩みは数多くあるようです。しかし課題が明確であるなら、対策を打つこともできるでしょう。

2-1. 勤怠管理のコツ

飲食店の勤怠管理には、アルバイトが多いというポイントがあります。アルバイトの管理の仕方には、コツがあるのです。

2-1-1. 罰則・規定の導入

罰則の導入は、アルバイトのモチベーションに対してはマイナスの要素を含みます。しかし、特定の期間に必要なお金を稼ぐため、という認識で勤務しているアルバイト従業員も多いように感じます。

正社員ほど、会社の経営に対する思い入れは大きくないでしょう。ここは割り切って、お金で解決するという方法もアリではないでしょうか?

たとえば、罰金のように「○○すれば、××円給与が下がる」という罰則ではなく、報奨金のように「○○すれば、××円給与が上る」という規定を定めます。そうすることで、アルバイトのモチベーションを高めることにもつながるでしょう。

ただし、罰則や規定を定める場合には、労働基準法に注意する必要があります。労働基準法に違反する罰則を定めている会社が、思いのほか多いので注意が必要です。

2-1-2. アルバイトとのコミュニケーションを円滑に保つ

従業員とのコミュニケーションの大切さは、言うまでもないでしょう。アルバイトという雇用形態でも、上司とのコミュニケーションが円滑になれば、勤務スタイルも改善し、遅刻や無断欠勤の防止にもつながります。

罰則や規程で縛るよりもコミュニケーション活性化の施策をとる方が、アルバイトのモチベーションは向上するでしょう。

2-2. 勤怠管理システム

勤怠管理のコツをご紹介しましたが、これらの対策をとっても、飲食店特有の複雑なシフト管理など、勤怠管理の抜本的な改善にはつながりません。ここでは、飲食ならではの勤怠管理の課題解決に役立つ勤怠管理システムについて、説明していきます。

2-2-1. 飲食専門の勤怠管理システム

勤怠管理システムには、飲食店専門のものも用意されています。飲食店の勤怠管理の課題に対応できない勤怠管理システムを導入しても効果は薄いので、注意が必要です。

飲食店の勤怠管理の主な課題である、シフト作成・管理にスムーズに対応できる機能を持つ勤怠管理システムを導入するのが良いでしょう。

一般的な勤怠管理システムでも、勤怠管理から給与計算までを一括しておこなえるものはありますが、飲食店の特徴にさらに対応しているものも存在するのです。

2-2-2. 勤怠管理システムを選ぶ際のポイント

飲食店の勤怠管理に適した勤怠管理システムを選択するポイントは、「多様なシフト管理」「多店舗経営に対応」「ヘルプ勤務への対応」「打刻の判別」といった機能が充実したものを選ぶことです。

3. 飲食店向けの勤怠管理システム

飲食店の勤怠管理に対応する勤怠管理システムをご紹介します。これまで飲食店で一般的に課題とされることについて説明してきましたが、同じ飲食店でも、自社のニーズに適した勤怠管理システムを導入することが大切です。

課題に対して特に必要な機能が優れている勤怠管理システムを導入することが、勤怠管理の効率を高めるためのポイントになります。

3-1. jinjer 勤怠管理

「jinjer」は、採用・勤怠・人材管理など、人事領域に関する業務を一貫して管理できる、プラットフォームサービスです。

国内ほぼすべての給与管理システムとの連携も可能で、GPSや顔認証を含む多様な打刻方法、わかりやすいシフト作成など、飲食業の勤怠管理に必要な要素を網羅することができます。

価格…初期費用:100,000円~|1ユーザー:300円/月
提供元:株式会社ネオキャリア
URL:https://hcm-jinjer.com

3-2. Fooding Journal

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「Fooding Journal」のシフト管理は、時間外手当や深夜手当などを加算した店舗人件費が、マウスでドラッグして線を引くだけで計算表示されます。

人件費の予算を考慮しながら、適正なシフト表を作成することができます。シフト作成の負担を軽減したいお店にはピッタリでしょう。

価格…初期費用:200,000円|1拠点:18,000円/月
提供元:株式会社プロス
URL:http://www.sis-pros.co.jp/fjlp/food/

3-3. MAIDO SYSTEM

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「MAIDO SYSTEM」では、タイムカードアプリにより、端末をICカードリーダーにかざせば、タイムカードの打刻ができます。

スタッフごとに別の端末を利用するので、別のスタッフが代わりに打刻するなどの不正を防ぐことができます。設定により、店舗外からの不正打刻もできません。

価格…初期費用:0円|1店舗:1,980円/月
提供元:まいどソリューションズ株式会社
URL:http://www.maido-system.net/

3-4. Touch On Time

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勤怠管理の仕方は、会社により異なります。勤怠管理システムを導入する際にも、それぞれの会社に応じた設定ができれば、より効率的な勤怠管理ができるでしょう。

「Touch On Time」では、ヒアリングにより、導入する個々の会社の勤怠管理に必要な設定でサポートします。

価格…初期費用:0円|1ユーザー:300円/月
提供元:株式会社デジジャパン
URL:https://www.kintaisystem.com/industry/restaurant/

3-5. ぴかいちナビ

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多店舗経営にとっては、勤怠管理において、本部と各店舗のスムーズな情報のやり取りが欠かせません。

「ぴかいちナビ」では、トータルシステムにより、「必要な情報」を「必要な人」に「必要なタイミング」で「必要な形」にして提供する機能が充実しています。

価格…初期費用:2,000円|利用料:1,000円/月
提供元:株式会社K&Cファクトリー
URL:http://www.kc-factory.co.jp/pica1/company/index.html

3-6. まんぷく

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勤怠管理システムを導入したいが、「費用が心配だ」「コンピューターに詳しいスタッフがいない」という会社も多いのではないかと思います。

「まんぷく」の場合、煩雑なサーバー管理や専任のスタッフの必要もなく、安価な月額費用で勤怠管理システムを導入できます。

価格…初期費用:0円|1店舗:8,000円/月
提供元:ニッコウプロセス株式会社
URL:http://www.wpos.jp/service/price/index.html

※価格につきましては、利用状況等により異なることがありますので、目安とお考えください。

4. まとめ

「当社の勤怠管理は、キツい」と、お考えの事業主や人事担当の方も多くいらっしゃるようです。しかし、課題を明確にし、ひとつひとつ解決していくことで、効率的に対応することができます。

飲食業に特化した勤怠管理システムを導入することで、ストレスが一気に解消されるかもしれません。ご紹介した飲食業に適した勤怠管理システムを参考に、自社に適したシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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