建設業向け勤怠管理システムまとめ|建設現場の直行直帰はスマホ打刻

近年、建設業の人手不足は深刻化しつつあり、国土交通省が「建設業働き方改革加速化プログラム」を策定するなど国をあげて労働者の確保に取り組んでいる状況です。

人手不足の最大の要因は長時間労働といわれていますが、直行直帰が多い建設現場の社員の勤務時間を正確に把握することは難しく、手書きの日報により勤務時間を管理されている企業も少なくないのではないでしょうか。

「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」では、社員の始業終業時刻等はタイムカードなどの客観的な記録をもとに適正に管理することを求めており、自己申告の場合でも曖昧な勤務時間管理とならないように対策をとる必要があります。

しかしながら、経営者や担当者が社員一人一人の勤務時間を直接毎日確認する時間は当然ありません。そこで、社員の勤務時間の管理は「勤怠管理システム」に任せてみてはいかがでしょうか。簡単に導入でき、安いコストで、正確に勤務時間を管理することができる、建設業におすすめの勤怠管理システムをご紹介します。

1. 建設業が抱える勤怠管理の悩み

建設業では勤怠管理について次のような悩みを抱えているのではないでしょうか。

1-1. 建設現場への直行直帰が多いため、タイムカードの打刻ができない

建設業の企業では、建設現場が事務所や本社から離れているため、現場への直行直帰が少なくないと思われます。

建設現場はさまざまな所にあるため、中にはタイムカードの設置が難しく、打刻ができずに正確な労働時間を把握できていない現場が多くあるのではないでしょうか。

1-2. 建設現場にタイムカードを設置してもその集計に手間がかかる

建設現場にタイムカードを設置することができても、毎日、社員の勤怠状況を確認するのは困難です。そのため、打刻漏れや間違いを確認する作業は締め日である月末におこなって、集計作業に多くの時間を欠けている担当者の方も多いのではないでしょうか。

また、現場が事務所や本社から離れている場合は、タイムカードの回収にも時間がかかり、結果的に給与計算に多くの時間を費やすことになります。

1-3. 複数の現場を担当している社員の場合、複数のタイムカードが必要となる

建設現場ごとにタイムカードを設置した場合、複数の現場の勤怠状況を確認することは困難と考えられるので、1ヶ月ごとに打刻漏れや間違いを確認する作業とタイムカードの回収の時間が現場の数だけ必要となります。勤務時間の集計作業には、相当な時間が必要になってきます。

1-4. 社員が日報を手書きしているため、正確な残業や休憩時間の把握ができない

手書きの日報の場合、面倒くさいといった理由から、社員が1ヶ月分の日報をまとめて月末に記入するケースも少なくないため、記憶間違いや報告漏れが発生するリスクが高くなります。また、手書きの場合は報告時間の信憑性に欠けるともいえます。

日報の場合、記入していないなどの理由から回収に時間がかかることも多く、手書きの日報から勤怠状況を集計する作業に多くの時間を費やすことになります。

1-5. 建設現場への直行直帰が多いため、現場ごとの社員の勤怠状況が確認できない

建設業の中には、1日の間に社員が複数の現場を移動する場合も少なくありません。

とくに、社員が「現場に到着しているか」「無事に作業が終了したか」など、直行直帰の場合は、社員の1日の勤怠状況を把握することは困難であり、社員に日報などで報告してもらうケースが多くなります。

日報には作業時間や休憩時間、現場間の移動時間、残業時間等を詳細に記入してもらって、担当者は細かくチェックすることが必要となります。しかしながら、記入する社員、チェックする担当者ともに時間がかかり、結果として形骸化された日報となり、企業はある程度社員を信じて任せるしかない状況といえます。

2. 建設業が勤怠管理システムを導入するメリットとは

2-1. スマホやタブレットで打刻ができる

スマホやタブレットなど、携帯端末を使って社員の勤怠報告ができるため、建設現場ごとにタイムカードを設置する必要がなくなります。直行直帰が多くても、手持ちのスマホで打刻ができるため、タイムカードの設置もいりません。

2-2. 社員の正確な勤怠時間を把握できる

担当者はリアルタイムに社員の勤怠状況を確認することができるため、手書きの日報とは異なり、社員の正確な残業や休憩時間などの正確な勤怠時間を把握することができます。

また、万が一社員から勤怠報告がない場合でも、勤怠管理システムの中には自動的に報告漏れの連絡を送信する機能がついているものもあるので報告漏れを防止することできます。

2-3. 勤務時間の集計に手間がかからない

勤怠管理システムによってタイムカードの回収時間が不要となることはもちろん、社員の勤怠データが自動集計されるため、手書きの日報やタイムカードを集計する作業が一切不要となります。

また担当者は、リアルタイムに社員の勤怠状況を確認することができるため、締め日を待たずして、いつでも打刻漏れや間違いを確認することができ、ゆとりをもって給与計算をおこなうことができます。

2-4. 複数拠点の勤怠管理にも対応できる

複数の建設現場を担当している社員の場合は、複数のタイムカードが必要となり、タイムカードの回収や集計に多くの時間がかかります。しかし、勤怠管理システムでは携帯端末で打刻ができるため、1人の社員が複数のタイムカードを持つ必要がなく、勤怠の集計も自動計算されるので、大幅に時間を短縮することができます。

2-5. 建設現場ごとの社員の詳細な勤怠状況を把握できる

直行直帰の建設現場が多い場合や、1日の間に複数の現場を担当する場合であっても、社員一人一人の詳細な勤怠状況を把握することができます。

なぜなら、携帯端末のGPS機能により社員の位置情報を確認することができるため「どこの現場から打刻したのか」を、リアルタイムに確認することができるからです。

本人の端末でのみ打刻するため、なりすましの不正打刻を防止することも可能となります。

3. 建設業に最適な9の勤怠管理システム

3-1. jinjer勤怠管理|離れた現場や直行直帰など、複雑な打刻をスマホで正確に管理

サービスの特徴

  • 働き方改革法案に対応した勤怠管理ができる
    jinjer勤怠管理では、従業員の勤怠データを正確に把握できるので、労働基準監督官に書類の提出を求められたときに、スムーズに対応できます。また、勤怠データを正確に把握できることで、賃金の未払いを防ぐことができます。
  • 直行直帰が多い建設業に適したさまざまな打刻方法
    完全アプリ対応で、PC、スマホ、タブレットからの打刻が可能。現場での仕事や直行直帰が多くても、場所を問わずに打刻申請が可能。これで現場にタイムカードを設置しなくても、手持ちのスマホで打刻ができます。
  • 複数の現場を担当している従業員の勤怠情報の集計も簡単
    建設業は複数の現場があるため、集計が大変だった勤怠情報が、リアルタイムで正確に把握できるようになりました。これにより、不正打刻が防げます。

 

【価格】

  • 初期費用:0円
  • 一人あたり:300円/月
  • 最大2カ月間の無料トライアル実施中

サービス名:jinjer勤怠管理
提供元:株式会社ネオキャリア
URL:https://hcm-jinjer.com/media/service/jin001/

3-2. 現場勤怠|現場勤怠管理システム

サービスの特徴

  • 携帯電話で勤怠報告
    社員は携帯電話で簡単に勤怠報告ができるため、直行直帰の多い建設現場の社員には最適です。また、スマホより頑丈で職人に人気のガラケーにも対応しているため、誰でも使いこなすことができます。
  • 現場の勤怠状況をリアルタイムに把握
    担当者は会社に行って社員の日報を確認しなくても、いつでも、どこででも現場の勤怠状況をネット上で確認することができます。
  • シンプルな機能
    一般的な勤怠管理システムとは異なり、建設業の実態に合わせて作られたシンプル、かつ誰もが使いやすいシステムですので、スムーズな運用が可能です。

 

【価格】

  • 初期費用:0円
  • 20名以内:2千円~4千円/月(12ヶ月プランの場合)

サービス名:現場勤怠
提供元:株式会社メディアプレイス
URL:http://www.genba-kintai.net/

3-3. Touch On Time(タッチオンタイム)| 勤怠管理システム

サービスの特徴

  • 勤怠の見える化を実現
    社員の勤怠状況をリアルタイムに確認することができます。また複数拠点の勤怠状況も確認できるため、複数の現場を担当する社員が多い建設業には最適です。
  • 携帯電話やスマホで打刻
    GPS機能で位置情報を取得することができるため、社員がどこの現場から打刻したのか把握することができます。また、本人の携帯でのみ打刻することができるため、なりすましの不正打刻を防止することができ、直行直帰の多い建設現場の社員の勤怠管理に最適です。
  • 業務改善
    社員の打刻記録が自動で集計されるため、集計業務の軽減を図ることができます。更に休日や有給管理、残業基準の設定等の警告機能により、さまざまな業務改善の一助となり得ます。

 

価格

  • 初期費用:0円
  • 1人あたり:300円/月

サービス名:Touch On Time(タッチオンタイム)
提供元:株式会社デジジャパン
URL:https://www.kintaisystem.com/

3-4. ShiftMAX(シフトマックス)

サービスの特徴

  • スマホや携帯で日報を更新
    スマホや携帯電話で時間や場所を問わず、日報を簡単に更新することができるため、直行直帰の多い建設現場の社員には最適です。また勤怠情報をリアルタイムで確認できるため、記憶違いや報告ミスがなくなります。
  • 社員の打刻データをリアルタイムに確認
    社員が「現場に到着しているか」「無事に現場で作業を終わったか」、現場ごとの社員の勤怠状況を確認することができます。また、勤怠時間は自動集計されて出面表や勤務表を出力することもできますので、直行直帰の多い建設現場の社員には最適です。
  • 工数の進行状況を現場で確認
    ノートパソコンや、タブレット等で工数の進行状況を現場で確認することができるため、部材の発注や人員の増員等を即時に判断することができます。

 

価格

  • 初期費用:20万円~
  • 3万円~/月

サービス名:ShiftMAX(シフトマックス)
提供元:KYODOU株式会社
URL:https://shiftmax.co.jp/kensetsu/

3-5.工事日報@Director

サービスの特徴

  • 工事現場に特化した業務管理
    工事現場社員の管理業務(勤怠・日報・経費)をリアルタイムに確認することができます。また、現場を離れる「中抜け時間」にも対応することができます。
  • 現場単位の工数を随時把握できる
    リアルタイムに現場ごと、人ごとの利用状況をレポート分析することができます。また、保有車輌や重機の利用、使用材料や外注時間も集計することができます。
  • 社員の勤怠や日報の確認業務が簡単
    休暇申請や差し戻し機能があるため、申請や通知は選択式の自動メールで送信することができます。社外勤務時に利用するIPアドレスについても自動記録されます。

 

価格

  • 初期費用:0円
  • 1人あたり:500円/月

サービス名:工事日報@Director

提供元:ワンダフルフライ株式会社

URL:https://saasforce.co.jp/Product/kouji/index.html#03-01

3-6. クラウド 勤怠管理システム

サービスの特徴

  • スマホやタブレットで打刻
    スマホやタブレットから打刻ができ、社員の勤怠情報をリアルタイムに一元管理することができますので、直行直帰の多い建設現場の社員には最適です。
  • 初期費用無料、月額料金1人あたり50円
    他社に比べて低価格で勤怠管理に必要な機能を備えた料金プランですので、企業が導入しやすいシステムです。
  • 簡単に安心して利用できる
    最短3分から利用が開始できます。また、安心・安全なGoogle社のクラウドを利用しているため、システムが停止する確率が低く、安心して利用できます。

 

価格

  • 初期費用:0円
  • 1人あたり:50円/月
サービス名:クラウド 勤怠管理システム
提供元:クリエイトシステム合同会社
URL:https://www.ctsys.jp/work/construction/

3-7. デヅ楽

サービスの特徴

  • スマホやタブレットで打刻
    社員はスマホやタブレット等の携帯端末より、勤怠情報を入力できるため、直行直帰の多い建設現場の社員には最適です。
  • 応援管理ができる
    社員を「いつ」「どこへ」「何人行かせたか」「何人来てもらったか」等「協力会社の応援」の記録や、現場ごとの勤怠状況等を即時に確認することができるため、建設現場の進捗状況や労務費の管理に役立ちます。
  • グループでまとめて勤怠報告できる
    社員をグループに分けて日々の作業報告を行なうことができます。グループ分けは自由に変更できるため、柔軟なグループ分けを設定することができます。

価格

  • 初期費用:0円
  • 1人あたり:500円/月
サービス名:デヅ楽
提供元:株式会社しっつ
URL:https://dezullak.sitz.co.jp/entrance/

3-8. Kinkan(キンカン)|建設業向け勤怠管理サービス

サービスの特徴

  • スマホのGPSで正確な勤怠を記録
    打刻は建設現場付近に制限されているため、不正な勤怠記録を防止することができます。
  • 社員の勤怠記録をいつでも確認
    担当者は、スマホからいつでもどこでも社員の勤怠情報を確認、承認、編集することができるため、締め時に余裕をもって集計作業をすることができます。
  • すべての勤怠を自動集計
    記録するだけで勤怠データが集計されます。また、CSVファイルとしてダウンロードして給与計算などに利用することができますので、集計や給与計算の時間を大幅に短縮することができます。

価格

  • 初期費用:0円
  • 10人あたり:1万円/月(追加10人あたり:5千円)

サービス名:Kinkan(キンカン)
提供元:株式会社MCデータプラス
URL:https://www.kinkan.works/

3-9. ジョブカン

サービスの特徴

  • 簡単な出勤管理
    リアルタイムで社員の勤怠状況を確認することができます。複数拠点での打刻に対応しているため、複数の建設現場を担当する社員の勤怠管理も可能です。
  • モバイルGPS打刻
    パソコンやタブレット単体で、手軽に打刻することはもちろん、直接打刻ができない社員でも、GPS機能を利用して打刻をすることができますので、直行直帰の多い建設現場の社員には最適です。
  • 社員の勤怠状況を自動で集計
    前日分の出勤状況の集計を、担当者に自動メールで送信することができるため、社員の勤怠状況を毎日確認することができます。また、勤怠データをCSVファイルでダウンロードすることができ、給与ソフトと連動することができますので給与計算も効率的に行うことができます。

 

価格

  • 初期費用:0円
  • 1人あたり:200円/月

サービス名:ジョブカン
提供元:株式会社Donuts
URL:https://jobcan.ne.jp/

4. まとめ

建設業は工期等の理由からどうしても社員は長時間労働になりやすく、現場作業が多いことから労働時間の管理も困難な業界といえます。しかしながら、企業が今後、人手不足を解消して経営を続けるためには、社員の正確な勤怠状況を把握して管理することが重要なポイントの一つといえます。

スマホや携帯による勤怠管理システムは、これらの課題を解決してくれるツールです。ぜひ、自社にあった勤怠管理システムを選んで導入してみましょう。

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