アルバイトの人手不足を解消するにはどうする?!解消法と5つのサービスを紹介

「アルバイトを募集をしても応募が来ない」「すぐに退職してしまう」「質が低い」など、アルバイト採用について悩まれている方も多いのではないでしょうか。

アルバイトの人手不足は特に深刻で、外食チェーンなどを中心に出店戦略の見直しや、営業時間の短縮、時給の大幅アップなどを検討する企業も増えています。

また、アルバイトの人手不足に対応するため、店長などの責任者が休みを返上してシフトの穴埋めをおこなうなど、長時間労働の原因の一つにもなり、深刻な課題といえます。

そこで今回は、アルバイト採用を成功させ、人手不足を解消するポイントとそののサポートをしてくれるサービスをご紹介します。

なぜ、アルバイト市場は人手不足なのか?

■なぜアルバイト応募がこないのか?

現在、生産年齢人口が減少しているにもかかわらず、景気回復により、有効求人倍率は8年連続して上昇しています。バブル期を越えて、高度経済成長期に迫る勢いです。

雇用される人の数は増えていますが、この雇用者の多くはパートやアルバイトの非正規雇用者であり、雇用全体の約37%を占めています。

(※参照:厚生労働省「非正規雇用」の現状と課題

雇用の約4割を占めるパートやアルバイトの存在は、店舗や企業にとって非常に大きい労働力です。ですが、ひとりのアルバイトが永続的に同じ職場にいることは少なく、正規社員に比べその定着率は低いため、どうしても常時求人が必要になってくるのです。

この点はどの店舗・企業でも同じような状況で、結果的にアルバイト採用市場は慢性的なレッドオーシャンとなります。

また、2020年のオリンピック需要を見込んだ店舗展開・事業展開を進める企業も多く、必要な労働力は増える一方。このような市況状況であるため、どの店舗・企業も苦戦を強いられているのです。

■アルバイトの採用市場は慢性的な激戦区

「an report」2018年5月号の労働市場データによれば、全体の有効求人倍率は1.59倍であり、パートやアルバイトに限定すると1.83倍と高い結果となっています。

特に飲食店スタッフなどのアルバイト有効求人倍率は7.77倍ですので、1人のアルバイトを8店舗で取り合っている状況といえます。

このような人手不足の状況の中、アルバイト採用を成功させるためにはどうすればよいのでしょうか?

アルバイト人手不足を解消するために意識したい採用の3つのフェーズ

アルバイトを採用し、育成・定着を強化していくために、意識したいポイントを、下記の3つのフェーズにわけてご紹介します。

  • アルバイト採用募集で意識したいこと
  • アルバイトの採用面接で意識したいこと
  • アルバイトの定着・育成で意識したいこと

■アルバイト採用募集で意識したいこと

アルバイト求人の募集方法は以下の6つの方法が考えられますが、人手不足の中、アルバイト採用を成功させるために意識したいポイントをご紹介します。

(1)既存スタッフに友達を紹介してもらう

応募のコストがかからず、既存スタッフの友だちであるため、アルバイトの定着率も高くなるといえます。

この方法は企業(店舗)が既存スタッフに好印象をもってもらうことが大前提となります。

そのため、既存のアルバイトスタッフに働きやすい職場だと思ってもらえるような環境づくり、接し方を日頃から意識しておこなうことが大切であるといえます。

(2)店頭に張り紙を貼って募集する

応募のコストがかからず、応募者はお店の雰囲気を知っている方が大半であると思われます。

一方で、応募者はお客様である、または今後お客様になる可能性が高いといえますので、店舗の雰囲気・職場環境づくり、電話や面接時の対応には注意が必要です。

(3)ハローワークを活用する

ハローワークは応募のコストがかからず、応募者によっては助成金を受給できる可能性があります。

公的機関であるため、法令を遵守していることが必要ですが、求人票では労働条件などを詳細に記載する必要があります。「シフトが柔軟に対応できる」など応募者のニーズに合わせた記載をすることが必要です。

(4)派遣・有料職業紹介会社に依頼する

給与に加えて派遣会社への手数料が必要となるため、コストは高くなる傾向にあります。

しかし、エージェントやコーディネーターが間に入ってマッチング・アサインをしてくれるため、企業が求める職務内容やスキルのある人材を早く採用することができる可能性が高くなります。

求めるスキルが明確で短期間の雇用の場合は有効であるといえます。

(5)紙媒体に求人広告を掲載する

ある程度のコストはかかりますが、広範囲に応募を出すことができるため、多くの方にリーチすることができます。

ここでは、企業の求める応募者層(年齢や性別、地域など)によって、掲載する紙媒体を適切に選択することが求められます。

また、応募者が「ここで働いてみたい」と思ってもらえるような、魅力的な求人広告に作成できるかどうかも重要なポイントです。

(6)WEB媒体で求人広告を掲載する

こちらは、紙媒体ではカバーできないエリアにも応募することができます。また、紙媒体よりも鮮明に写真なども掲載することができるため、応募者がイメージしやすい職場の雰囲気などを記載することが必要です。

特に高校生・大学生といった若い世代は、スマホを中心に調べ物をするため、そういった層にリーチしたいのであれば、WEB求人は効果的だと思います。

「アルバイト求人サイト」について詳しく知りたい方はこちら

■アルバイトの採用面接で意識したいこと

アルバイトの面接をして採用したにも関わらず、出社前に断りの連絡が入ったり、出社してこなかったりというケースがあると思います。

たしかに、アルバイト側に非があることだと言えますが、結果的に面接を失敗したことになります。

ではなぜ、そのようなことが起こってしまうのでしょうか?

そもそも、「働いてみたい」と思わない限り、面接に来ることはありません。つまり、面接の段階で応募者の志望度が下がってしまっている可能性があります。

応募者が求めているものに対し、期待に応えることができず、不安を払拭できなかったと考えられます。

人手不足の現在では、「選考する」という意識を捨て「是非、一緒に働いてほしい」「応募者の期待と不安を理解し寄り添う」という意識をもって面接をおこなうことが大切です。

アルバイト採用を成功させるための面接のポイントとして、以下の3つが挙げられます。

(1)応募者にできる限り話をさせて、しっかりと観察をする

応募者が話しやすい状況をつくり、できる限り応募者に話をさせるような質問をしましょう。

言葉遣い、表現力、態度などを観察し、自店舗で活躍してくれそうか、見極めていきましょう。

(2)自社と仕事の内容を分かりやすく説明する

自社の雰囲気や商品の紹介、仕事の内容、時給や勤務時間、シフトなどを具体的に分かりやすく伝えます。曖昧な説明は避けて不信感を抱かせないようにすることが大切です。

また、応募者が「いくら稼ぎたいのか」「どのくらいシフトに入りたいのか」もヒアリングしたうえで、その想いが実現できるかどうかをすり合わせして、働くイメージを湧かせていきましょう

(3)応募者に質問する機会を与える

最後に「何かご質問はありますか」と応募者に質問の機会を与えます。

もし、質問があれば丁寧に答えることで担当者の人間性や誠意が応募者に伝わり、不安を払拭することができます。

アルバイト採用の面接方法についてもっと知りたい方はこちら

■アルバイトの定着・育成で意識したいこと

せっかくアルバイトを採用できたとしても、アルバイトが定着して企業の戦略につながらなければ、人手不足を解消したとは言えません。

アルバイトなどの非正規雇用者における半年以内の離職率は55%というデータもあるくらいです。

アルバイトに定着してもらうためには、企業として受け入れる体制をつくることが大切です。

指導役をつけて、分からないことがあったらすぐにフォローできる環境をつくり、責任者自らが率先してコミュニケーションをこまめにとり「気にかけている」という印象を与えていきましょう。

また、アルバイト期間が長くなれば、次第に責任のある仕事を与えてステップアップできるような仕組みをつくることも、やる気をもって企業の戦力になってもらうためには必要なポイントです。

アルバイトの人手不足解消に役立つサービスをご紹介

1|前払い給与サービス【enigma pay】

【概要】
従業員の申請に応じて、企業に代わって従業員が働いた分の給与を実際の給与支払い日よりも前に支払ってくれるサービスです。給与を日払いにすることによりアルバイト求人の応募数の増加を期待できます。

給与前払いサービスを導入して、アルバイトの応募率や定着率の向上などにつなげている企業も増えているようです。

【特徴】
(1)簡単に登録できる
現状の銀行口座を利用できるので登録に手間がかかりません。

(2)どこでも申請できる
パソコンやスマホなどからどこからでも申請ができます。直接企業の担当者に顔を合わせることなく給与の前払いを申請できるので、アルバイトが気軽に利用することができます。

(3)即日に振り込みできる
申請した当日に、最短で振込みが可能です。

給与前払いサービスについてもっと知りたい方はこちら

2|採用アウトソーシング(RPO)【ネオキャリア】

【概要】
採用活動に関わる業務を企業に代わっておこなう人材サービスです。採用業務の一部または全業務をアウトソーシングすることで、採用業務が軽減され、アルバイトの面接や教育に専念することができます。

【特徴】
(1)最適な求人方法を選定
採用コンサルティングを通じて蓄積された延べ1万社以上のデータから企業に最も適した求人方法を選定してもらうことができます。

(2)採用窓口の一本化
専用の採用窓口を設置しているため、短期間に大量の応募が来ても対応が可能です。また、オペレーターの丁寧な対応により応募者に「安心感」を与えてくれます。

(3)応募者の一元管理
媒体別にバラバラに管理していた求職者情報を、最新ツールなどを駆使して一元管理することができます。

3|1日求人アプリ【Spacework】

【概要】
「1日限定のアルバイト採用」を簡単に探すことができるサービスです。カフェやレストランなどの人手不足解消におすすめのサービスです。

【特徴】
(1)急な人手不足に対応できる
1日ごとに人手不足を解消できるため、慢性的な人手不足も解消することができます。

(2)求人費用が削減できる
求人媒体に費用をかけることなく、簡単にアルバイトを探すことができます。

(3)給与は月末支払い
給与支払いは立替払いしてもらえるので、毎日給与を支払う必要はありません。

4|バイトタイムシェアリング【SyncUp】

【概要】
アルバイトスタッフのスキマ時間を活用して人材不足を解消してくれるサービスです。複数店舗がある企業におすすめのサービスです。

【特徴】
(1)店舗のヘルプ調整工数削減ができる
すべてのスタッフに対してヘルプ枠が出たタイミングで、スマホアプリでプッシュ通知をしてくれるため、アルバイト自らがヘルプ調整する時間がなくなります。

(2)アルバイトのシフト稼働アップができる
アルバイトが自発的にスマホアプリを利用してヘルプに入る機能があるため、シフトの融通を効かせたいスタッフが自発的にヘルプ枠に入ることができます。

(3)いつでもシフトを確認できる
パソコン、スマホ、タブレットなどで、いつでもどこでもシフトを確認することができます。

  • サービス名:SyncUp
  • 提供企業:パーソルキャリア株式会社
  • URL:https://sync-up.info/

5|アルバイト採用に役立つメディア【an report】

【概要】
アルバイト市場に起きているトレンドをキャッチし、アルバイト採用や育成に役立つ情報を得ることができます。今アルバイトは何を望んでいるのか、他の企業はどのような採用や育成を行っているのかなど、参考にすることができます。

【特徴】
(1)採用
求人原稿作成のコツや面接での振る舞い方など、アルバイトを募集する際の秘訣を知ることができます。

(2)データ・調査
アルバイト採用に関する調査データや統計などを読み解き、アルバイト採用・育成に役立てることができます。

(3)育成
アルバイトの育成方法や離職防止策など、採用したアルバイトスタッフに職場で活躍してもらうための方法を知ることができます。

まとめ

以前は、アルバイト採用は「辞めたら新しいアルバイトを雇えばよい」という考えが多かったと思われます。

しかしながら、現在は雇用者数に占めるアルバイト数は増加傾向にあり、企業にとってアルバイトは欠かすことのできない貴重な戦力であるといえます。

そのため、深刻な人手不足の中、アルバイト採用を成功させるためには、正社員を採用する場合と同じように、応募・面接・教育の方法を改めて考える必要があるといえます。

当然、社員と同様のコストや時間をかけるわけにはいきませんが、前述したようなサービスを活用して、アルバイトのシフト管理や教育に多大な時間をかけることなく効率的におこなうことがポイントになってくるのではないでしょうか。

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