新卒紹介とは?活用前に知っておきたい概要とメリット・デメリット

新卒紹介とは、新卒紹介会社から学生の紹介を受けるサービス。新卒紹介には、一般公募型の採用では得られないメリットがあります。この記事では新卒紹介の概要、メリット、デメリットとその対策案、そして新卒紹介会社を選ぶポイントをご紹介します。

近年売り手市場といわれている中、新卒を採用するために新卒紹介サービスが注目されています。なぜ注目されているのか。それは新卒紹介サービスの特徴ともいえるメリットにその理由が隠されています。

今回は新卒紹介のメリット・デメリットに重きを置いて、人気の理由を探っていきましょう。さらに新卒紹介会社を選ぶポイントについても、ご紹介していきます。

新卒紹介とは

新卒紹介は人材紹介の新卒採用版です。転職市場ではメジャーなシステムを新卒採用に転用したものです。契約から採用までの大まかな手順は以下の通りです。

1.企業が採用要件を決める

企業によって採用要件(求める人物像)は違います。紹介会社はその採用要件をもとに、紹介する学生を探します。つまり紹介会社への指令書といえます。指令書が明確でなかったら、指令された側はどうすればいいかわかりません。なのでこの採用要件が新卒紹介の肝といってもいいでしょう。

2.新卒紹介会社がその要件にあう学生を紹介

新卒紹介の肝である採用要件。この採用要件をもとに紹介会社が学生を紹介してくれます。企業に紹介する前に学生と面談することが多く、そこで学生が望めば紹介に至ります。つまり紹介される時点で、ある程度志望度があります。

3.選考、採用決定、入社

選考途中の面接設定などの業務を代行してくれたり、内定後のフォローもしてくれる紹介会社が多いです。この工数の削減も新卒紹介の大きな魅力の一つです。

新卒紹介の魅力の一つはコストパフォーマンスがいいことです。多くの新卒紹介サービスが成果報酬型であるため、無駄な出費を抑えることができます。また選考フローの一部を新卒紹介がおこなってくれるので、工数の削減が期待できます。

他に人事の方が気になるのは、新卒紹介を使う学生の特徴ではないでしょうか。これに関しては、主体的に就職活動に取り組んでいる学生が多い、といえるでしょう。ご存知の通り、現在の就職活動はリクナビやマイナビなどのインターネットを通じた応募が主流です。そういった状況の中で、ネットだけに頼らずに新卒紹介サービスを利用していることは、積極的な姿勢と捉えることができるでしょう。

新卒紹介のメリット

新卒紹介の具体的なメリットは、以下の通りです。

1|成果報酬型である

従来のリクナビやマイナビなどの求人媒体は、掲載料がかかります。掲載料は掲載をお願いする時点で発生します。仮に1人も入社しなくても、掲載料を払わなくてはいけません。

一方、新卒紹介サービスは契約時点ではなく、そのサービスを介して学生が内定を承諾、あるいは入社したときに紹介料が発生します。また学生が内定を辞退してしまったら、返金されます。

成果が出てから費用が発生するため、新卒紹介サービスは費用面において効率的であるといえるでしょう。

2|工数を削減できる

従来の採用活動は、書類選考、複数回の面接スケジュール管理など、工数がかかります。多くの選考をおこないたい一方で、こういった採用活動は負担になるのではないでしょうか。

しかし新卒紹介を使えば、上記の工数の一部を、エージェントがフォローしてくれます。採用活動の工数を減らせるので、学生への面談や惹き付けなどに集中できるでしょう。

3|急な増員に対応可能

内定辞退などで、急遽求人を再募集しなくてはならないときもあるのではないでしょうか。リクナビなどの求人媒体では、掲載の申請、掲載、学生の応募…といった流れで、結果が出るのに時間がかかります。

しかし新卒紹介サービスならば、紹介会社に登録している学生の中から、採用要件に合った人材の紹介を受けることができるので、その期間を短くすることが可能です。

4|絞り込んだ採用が可能

紹介会社には採用要件や求める人物像を提示します。そしてエージェントがその要件や人物像に合った学生を紹介会社の母集団の中から紹介してくれます。

もし即戦力になるエンジニアを採用したい、ガッツのある体育会系を採用したければ、特化型の新卒紹介サービスがいいでしょう。

このように求める学生像を正確に伝えたり、場合に応じて紹介会社を使い分けることで、より絞り込んだ採用が可能になるでしょう。

5|非公開の採用が可能

従来の方法では、人を集めるにはまず求人情報を公募しなくてはいけませんでした。しかし新規事業や海外勤務に関わる人材の募集など、他社に知られたくない事情もありますよね。

新卒紹介サービスは求人が非公開です。新卒紹介を使えば、そういった他社に知られたくない業務に関わる人材を集めることができます。

6|自社に関心がなかった学生も紹介してもらえる

従来の採用活動は学生が企業を探し、応募しなくては始まりません。つまり、学生が企業に対して関心を持っているのが前提条件だったので、知名度の低い中小企業は不利です

しかし、新卒紹介では学生が自社に対する関心がなくても、相性が良さそうな学生を紹介してくれます。学生には知る機会がなかっただけで、最初は関心がなかった企業であっても、エージェントの紹介を経て興味を持つこともあります。

7|学生の意見を正確に知れる

自社での採用だけだと、選考後に学生の生の意見を聞くことができません。仮に感想を求めたとしても、相手が正直な意見を述べてくれているのかはわかりませんよね。

一方新卒紹介サービスでは、エージェントが学生の感想を聞いてくれます。具体的にいえば、学生が感じた魅力や懸念事項などです。第三者を介することで、より正直な意見が期待できるでしょう。

新卒紹介のデメリット

ここまで新卒紹介のメリットを紹介してきました。もちろん、新卒紹介サービスも完璧なではないのでデメリットもあります。ここでは新卒紹介のデメリットと、その対策をご紹介します。

1|一人あたりの採用費用が高い

新卒紹介サービスでは紹介した学生が入社した際に紹介料が生じます。その紹介料は、採用した人材の年収30%前後が相場とされています。なので採用した人数に比例して支払う料金が変わってきます

改善策としては、新卒紹介と他の採用手法をうまく使い分けることです。他の採用手法で補える部分は補い、自社の母集団にいない学生は新卒紹介を利用することがいいでしょう。

2|新卒紹介会社に登録している学生としか出会えない

当然のことですが、基本的に新卒紹介会社が企業に紹介できる学生は、その新卒紹介サービスに登録している学生のみです。リクナビやマイナビなどの求人媒体に比べると、どうしても学生の母数が小さくなってしまいます。

より多くの人に呼びかけるには、やはりコーポレートサイトや求人媒体を利用するのがいいでしょう。なので改善策としては、前述のように自社での採用と新卒紹介を使い分けることでしょう。

 

新卒紹介会社を選ぶポイント


実際に新卒紹介を利用するときに、新卒紹介会社を選ぶポイントをご紹介します。

一口に新卒紹介会社といっても、その規模母集団の学生の特徴はさまざまです。自社でどのような人材を獲得したいのかを明確にして、人物像に合った新卒紹介会社を選ぶのがいいでしょう。

▼学生の登録者数で選ぶ新卒紹介サービス

紹介会社を選ぶ際、登録している学生の人数が一つの指標になるかと思います。

学生の登録数が多い紹介会社はやはり母集団が多いので、求める人物像に沿った学生と出会える可能性を秘めています。

しかし、一方で学生の登録数が少ない紹介会社は、母集団が少ないとはいえ、学生の質が高い、専門的な知識があるなど、ニッチな学生の登録が多い場合もあります。

紹介会社を選ぶ際にはきちんとお問い合わせをした上で、求める人物像に沿った学生がいるかどうかを確認することが重要だといえます。

▼体育会系やエンジニアなどに特化した新卒紹介サービス

新卒紹介サービスの中には、エンジニア・体育会系・留学生などに特化したサービスもあります。

リクナビやマイナビなどの媒体を活用した採用手法で、エンジニアや体育会系の学生などニッチな分野の学生の母集団形成に苦戦をしている場合は、学生に自社の採用情報がリーチしていない場合もあります。特化型人材紹介サービスであれば、専門性のあるエージェントに相談をして、自社にあった新卒紹介会社を活用してみるとよいでしょう。

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新卒紹介サービスの特徴を徹底比較|メリットや上手な活用方法とは

まとめ

いかがでしたでしょうか。

従来のナビを活用した採用では、企業の名前が一般的に知られていないと、学生に企業の魅力を伝える依然に、自社との接点をもてずに終わってしまう可能性があります。

そこで今回紹介をした、新卒紹介サービスの概要やメリット・デメリットは、自社の採用ではアプローチができないような人材と巡り合うことができる、いい機会になるかもしれません。

さらに、自社が求める人物像に沿った学生を紹介していただけるので、内定までに非常に距離が近い学生と出会えるきっかけにもなります。

学生との接点を最大化するためにも、新卒紹介会社の活用は、今後の採用活動において重要になってくるのかもしれません。

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