適性検査の選び方とは?19の適性検査まとめてみた

640 こんにちは!HR NOTE編集部の野村です。

12月になり2019年卒学生の採用に向けて、多くの企業が動き出しているのではないでしょうか?

売り手市場が続いているとはいえ、多くの学生が企業の採用を受けに来ます。学生からの応募数が増えてくると、限られた時間の中で一人ひとりに時間をかけて面接することが難しくなりますよね。

そんなとき、より効率的に、自社で活躍できる学生を見極めるために、適性検査を使っている企業が多いようです。

適性検査を導入しようと思っても、種類がたくさんあったり、効果的な使い方について疑問が出てくると思います。

今回は、そんな適性検査についてご紹介します。



適性検査で測定できる要素

一般的に適性テストと言われるもので、効果測定できる要素は大きく分けて2つです。

  • 性格・適正
    人間性や、考え方の軸など、パーソナリティを定量的に測定
  • 学力・能力
    思考力や論理性、数値能力など、基本的な能力を定量的に測定

どちらも、という選択も可能です。
後述の実施理由に合わせて、どの要素の効果測定を利用するかを検討しましょう。

適性検査のテスト形態(受検方法)

適性検査のテスト形態は、Web受検紙受検の大きく2種類あります。
また、受検形態として、テストセンター受検(センター受験のような集合実施型)があります。

こちらにそれぞれのメリット・デメリットをまとめますので、ぜひご活用下さい。

適性検査を実施する理由を明確に

適性検査だけではなく、採用上利用するツールは、その利用目的を明確にすることで、より効果的に活用することができます。

採用フローは大きく分けて3つのフェーズがあります。

  • フェーズ1 集める
    応募者を集める、出会う、接触する
  • フェーズ2 見極める
    自社で活躍できる学生を選定する、磨けば光る存在を見つける
  • フェーズ3 惹き付ける
    自社のファンにする、口説く、意志をすり合わせる

適性検査は、定量的に表すことで客観的・相対的に学生を判断できるため、面接だけでは判断にしにくい応募者の素質を見極めるためになわれるのが一般的です。

しかし最近は、惹き付ける目的で利用する企業も多くあります。
適性検査の結果シートには、受検者へフィードバックするためのシートが用意されているサービスもあります。これを活用し、フィードバック面談やキャリア面談という意味合いで、ターゲット学生との接触機会を創り出すことも可能です。

また、集めるために利用するケースもあります。例えばインターンシップ期間や新卒採用初期には、学生の自己研究欲求に働きかけ、【適性検査の結果もフィードバックします!】という集客促進コンテンツとして利用することもできます。

どのフェーズで利用するかによって目的が明確になり、選考のどのタイミングで受験してもらうかが定められます。

上記のとおり、まずは利用目的を明確にしましょう。
その後、その目的に見合った基準で選んでいくことができます。

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集客に利用したい

集客に利用をする場合、その利用時期が重要です。

昨今、採用選考の中で見極めの目的で利用されることも多く、大学の中には対策講座を設けているところもあります。その分、学生からも関心度・着目度は高く、受検結果を知りたいと思う心理を汲み、集客促進のコンテンツとして利用する方法もあります。

例えば下記のような使い方ができます。

  • インターンシッププログラムのコンテンツの1つとして、適性検査受検を組み込み、後日フィードバックの時間も設け、参加を促進する
  • 会社説明セミナー当日に実施し、その日の午後に個別面談会・相談会を実施する寄り添う型のコンテンツで参加を促進する
  • インターンシップ・セミナー参加特典として、適性検査で同じ傾向を示した先輩と会えるコースを作成し、参加を促進する

【推奨】選ぶ基準

  • フィードバックシートは理解しやすく、わかりやすいか
  • フィードバック面談のイメージがわくか
  • 受検形態は適正か(当日実施であれば紙受検が効率的)
  • 受検時間は適正か(長すぎないか)

見極めに利用したい

見極めに利用をする場合、まず重要なのはボーダーラインを決めることです。
適性検査結果のどの要素に着目し、どの数値を参考にして絞込を行うのか、この点を明確にする必要があります。

このボーダーラインの決め方で一番スタンダードなのは、一度自社で活躍している社員に受検をしてもらうことです。複数名の結果に基づき、共通した突出ポイントを探し、その項目を見極めポイントとします。より詳細に見極めボーダーラインを検討する場合は、活躍している社員とそうではない社員、複数名ずつに受検をしてもらい、見極めポイントについて【ハイロー分析】を行うと良いでしょう。

【推奨】選ぶ基準

  • 見極めポイントについて十分な情報があるか
  • 1回あたりの費用は適正か
    ※選考の初期段階で実施すると受検者数が多くなる可能性がある
  • 管理画面は使いやすいか
    ※セミナーや選考クール回数、選考回数により利用回数が多くなる可能性がある
  • 受検形態は適正か

※見極めで利用する際の注意点

見極めで利用する場合、注意するべきことは、採用選考の一手段であり、絶対的尺度ではないということです。

特に性格適性検査は精度を測るために「信頼性」「妥当性」「標準性」という概念を使用している場合が多いですが、あくまで理論的な想定値であり、「信頼性」については誤差を含んでいます。性格適性検査を導入するにあたっては、あくまで参考とするための値として全評価者で認識を統一し、限界を理解しておく必要があります。

惹き付けに利用したい

求人過多により売り手市場が続き、新卒採用が激化している現在。
そのなかで【採用力・採用戦闘力】とも言われているのがこの惹き付けのフェーズです。

いかにターゲット学生に、自社・社員のファンとなってもらえるか、入社を決意してもらえるか。最後の最後の入社承諾につなげていく重要なフェーズですね。

そのためにターゲット学生との接触頻度を高めることも重要なポイントの1つです。前述の通り、適性テストの結果をフックに、フィードバック面談やキャリア面談という意味合いで、ターゲット学生との接触機会を創り出すケースも増えました。

受検結果と、受検者の結果に対する見解をすり合わせ、より人物理解に繋げることもできます。

【推奨】選ぶ基準

  • フィードバックシートは理解しやすく、わかりやすいか
  • フィードバック面談のイメージがわくか
  • 受検形態は適正か(Web受検が効率的)

適性検査まとめ

ここでは19種類の適性検査の特徴をまとめました。
上記のポイントを踏まえたうえで、利用目的を明確にし、比較検討の参考にしていただければ幸いです。

【SPI3】人柄を74,000通りで表示

【特徴】

  • 応募の人柄を簡単に確認できる。そのコメント数は74,000通り
  • SPIをご利用のお客様のうち、約7割が従業員数300人未満の中小企業
  • 面接で確認した方がいいことを報告書に表示
テスト形態 WEB
マークシート
時間 WEB 65分(能力検査35分、正確検査30分)
マークシート 110分(能力検査70分、性格検査40分)
コスト テストセンター 5,500円/名
インハウスCBT/ WEBテスティング 4,000円/名
ペーパーテスティング 5,000円/名
測定内容 性格特長
能力
組織適応性
面接チェックポイント
【玉手箱Ⅲ】入社時に見ておくべき点がわかる
FireShot Capture 146 - 日本エス・エイチ・エルの商品 - 日本エス・エイチ・エルの商品 - http___www2.shl.ne.jp_product_index.asp

【特徴】

  • 母集団形成や初期選考に活用するために作られた検査
  • パーソナリティ診断において、実施時間が短くかつ受験人数制限がない
  • 入社時に見ておくべき「ヴァイタリティ」「チームワーク」などの9特性のフォーマットで報告される
テスト形態 WEB
時間 49分
コスト 年間利用料100万円 受験料500円
年間利用料250万円 受験料1,000円
測定内容 知的能力(言語理解・計数理解・英語理解)
パーソナリティ
ヴァイタリティ
チームワーク
将来のマネジメント適性
【GAB/CAB】英語での受検にも対応
FireShot Capture 147 - 日本エス・エイチ・エルの商品 - 日本エス・エイチ・エルの商品 - http___www2.shl.ne.jp_product_index.asp

【特徴】

  • 自宅のパソコンで受ける「自宅受験型」のWEBテスト
  • 英語での受験、個人結果報告書の出力にも対応している
  • 将来のマネジメント適性、「営業」「研究/開発」などの8つの職務適性について予測する
テスト形態 WEB
マークシート
時間 WEBテストGAB 80分
WEBテストCAB 72分
マークシートGAB 90分
マークシートCAB 95分
コスト WEBテストGAB
年間利用料100万円 受験料500円
年間利用料250万円 受験料1,000円
WEBテストCAB
年間利用料3万円 受験料3,000円
マークシートGAB/CAB 4,000円/名
測定内容 知的能力(言語理解・計数理解・英語理解)
パーソナリティ
ヴァイタリティ
チームワーク
将来のマネジメント適性

 

【DPI/DIST】態度能力の診断・開発を可能に

【特徴】

  • 企業で実績を挙げる上で欠かせないパーソナリティ特性である「態度能力」(対人関係処理能力+意欲)を診断
  • 多くの企業人を調査したデータからの標準化
  • ダイヤモンド社の研修なども併用すれば、「態度能力」を開発できる
テスト形態 WEB
時間 DPI(態度能力)20分
DIST(知的能力診断テスト)15分
コスト 800円/部
測定内容 知的能力
技能・技術的能力
態度能力
【V-CAT】1,000万人を超えるデータをもとに解析

【特徴】

  • 50年以上にわたり、延べ1,000万人を超える臨床データをもとに、経験豊かな専門家の目による独自の解析
  • 作業検査法による検査なので、作為することは困難
  • 採用選考から管理職昇格・教育まで幅広く、継続して活用できます
テスト形態 マークシート
時間 50分
コスト 50,000円(初期費用)+5,500円/人
測定内容 ストレス耐性
持ち味
【3Eテスト】短時間での「人財」の見極めが可能

【特徴】

  • 肩書ではなく、中身で活躍できる「人財」を発見し見極める
  • 35分という短い検査時間で、実施企業と受検者の負担を軽減
  • 検査結果からの的確な人材配置が可能
テスト形態 WEB
マークシート
時間 知的テスト35分
性格・価値観テスト15分
コスト 7万円/20部
測定内容 性格特性
創造的思考性
コミュニケーション力
エネルギー量
ストレス耐性
キャリアタイプ指向性
適性
総合特徴
【CUBIC】業種・業態・社員規模を問わず、2,475社が利用

【特徴】

  • 最短当日~翌営業日中にメールで診断結果が届く
  • 通常バージョンとストレス耐性バージョンの2パターンがある
  • お取引先は北海道から沖縄まで全国1,379社(2017年10月末現時点)
テスト形態 WEB
マークシート
時間 1科目 20分
コスト 通常バージョン 1,500~1,800円/名
ストレス耐性バージョン 2,000~2,300円/名
測定内容 個人特性分析
能力検査
複眼評価観察
環境適合分析
組織活力測定
モチベーション測定
【内田クレペリン】外国での従業員採用にも適応

【特徴】

  • 簡単な一桁の足し算を連続して行う検査なので、言語の制約を受けず、文化の違いによる影響も小さいため、外国人の方を採用する際にも利用できる
  • 「はい・いいえ」やスケールに示された数値で回答を記入する質問紙方式の試験・検査に比べ、望ましいと思われる結果を出そうとして、受検者が結果をコントロールすることは難しい
  • 60年以上の歴史と5,000万人以上の利用実績を持ち、長年に渡る研究と改訂を経て現在の形となった、妥当性と信頼性の高い検査
テスト形態 WEB
マークシート
時間 50分
コスト 個別診断的判定(B判定) 2,160円/名
測定内容 処理能力の程度
発動性
可変性
亢進性
【HCi-ab】独自の「常識度」と「思考度」という得点バランス

【特徴】

  • 言語、数理、時事社会の3つの分野から総合的な基礎能力を統計分析
  • 応募の母集団が全国に比較してどの程度の知識レベルかが、相対評価できる
  • 診断結果を2時間でお返し
テスト形態 WEB
時間 45分
コスト 最初の1名 2,000円
2名目以降一律1,000円
測定内容 言語
数理
時事社会
常識度
思考度
【HCi-AS】こころのトラブルの予見

【特徴】

  • 面接に利用できるように、スピーディーなフィードバック
  • 対象者がストレスに対してもろいのか、強いのか、また注意が必要なケースでは記述文で説明される
  • 報告書で採用後の適性配置予測として6つの職務領域を表示
テスト形態 WEB
時間 10分
コスト 1名~30名まで 4,000円
31名~100名まで 3,500円
100名超の場合 3,000円
※導入時に50,000円の基本料金が必要
測定内容 目標追求力
対人力
主体性
【SCOA】開発から30年、610万人の実績

【特徴】

  • 「知的能力」から「学力・応用力」まで確認できます
  • 仕事への取り組み方やストレス傾向がわかります
  • 仕事への対処の「スピード」と「確実性」がわかります
テスト形態 マークシート
テストセンター
時間 基礎能力テスト60分
パーソナリティテスト35分
事務能力テスト50分
コスト 1科目 2,000円/名
2科目 3,000円/名
3科目 5,000円/名
※人数に合わせて料金は変化します
測定内容 基礎能力
パーソナリティ
事務能力
【TAP】自由に問題を作成できる「オリジナル」がある

【特徴】

  • 使い勝手のよさとスピーディーな採点、ローコストで高評価
  • 「能力」「性格」に加え「不調和傾向」も測定
  • 「無料トライアル」で使いやすさを実感できる
テスト形態 WEB
マークシート
時間 60分
コスト 問題用紙料金 7,000円/20名
採点料金
WEB 1,200円/名
マークシート 650円/名
※総合タイプの料金になります
測定内容 基礎能力
職務バイタリティー
職務適正
対人・社会への不調和傾向
対人的側面
行動的側面
面接のチェックポイント
【PETⅡ】ファスト採用/メンタル時代の診断ツール

【特徴】

  • テスト結果による15の人材タイプにカテゴリー分け
  • 人事・面接実施者・応募者の3者にとってわかりやすいフィードバックシートの設計
  • 速やかなフィードバックによって、優秀な人材へのより早いアプローチが可能
テスト形態 WEB
時間 10~15分
コスト 1,500円/名
測定内容 組織管理者適正診断
メンタル診断
組織文化適合度診断
【不適性検査スカウター】人材で失敗したくない企業のための不適性検査

【特徴】

  • 業界唯一の不適性検査で、定着しない・成長しない・頑張らない人材に共通する不適性な傾向を予測
  • 能力検査だけなら、完全無料で使える
  • 8カ国語(日本語・英語・中文(簡体)・中文(繁体)・タイ語・インドネシア語・ベトナム語・ハングル語)に対応
テスト形態 WEB
時間 能力検査30分
資質・精神分析・定着検査10~15分
コスト 能力検査 0 円
資質検査 800 円
精神分析 500 円
定着検査 500 円
測定内容 基礎学力
潜在的な資質
問題行動やトラブルの原因になる性質
不満やストレス
  • テスト名:不適性検査スカウター
  • 提供企業:株式会社トランジションホールディングス
  • URL:https://scouter.transition.jp/
【適性検査Compass】ネガティブチェックによる適性検査
FireShot Capture 169 - Compassとは -適性検査Compass- I イグナイトアイ株式会社:採_ - https___www.igniteeye.com_compass_

【特徴】

  • 採用判定レポート、パーソナリティレポート、フィードバックレポートの3つの判定レポートが出る
  • 採用管理システムSONARと連携により、受検者の登録や受験結果の反映が完全自動化される
  • 個人の先天的な資質、欲求、思考タイプ等に根ざした測定
テスト形態 WEB
時間 20分
コスト 2,000円/名
※通常プランの料金になります
測定内容 ストレス耐性
職業適性
対人関係スタイル
基礎能力
【ProViT】「脳科学・統計学」に基づき検査するアセスメントツール

【特徴】

  • 平均14%出現する不適性者を見出す
  • 一般によくある心理学に基づくアセスメントツールと大きく異なり、「脳科学・統計学」に基づき検査するアセスメントツールである
  • 接続方式がオフライン受検となっているため、ネットワークの不具合で途中で止まって、管理画面からIDを作り直して再受験ということが起きない
テスト形態 WEB
時間 20分
コスト 初期費用 30,000円
3,000円/名
測定内容 ストレスに対応する力
メンタル疾患発症傾向
【TAPOC】「就業適性」の測定・診断

【特徴】

  • 事務職に必要とされる6の能力とその総合力を測定
  • 「学習適性」だけでなく、「就業適性」も測定・診断
  • 複写式の用紙にチェックする回答方式で、その場で簡単に採点・結果確認
テスト形態 マークシート
時間 40分
コスト 1~50部 450円/部
51~100部 400円/部
101~200部 350円/部
201~500部 300円/部
501部~ 250円/部
測定内容 言語知識・表現力
処理速度・適応力
計算能力
読解力・論理的思考力・判断力
記憶力・要点力
【UP-I】研修事業で培ったノウハウを基に開発した診断ツール

【特徴】

  • コストパフォーマンスが高い
  • 「欲求」「思考」「実践」における「実践律(心身の癖・行動の習慣)」の特性を診断する
  • 研修目的の検査をベースとしているので、フィードバックの内容も充実
テスト形態
時間 60分
コスト 2,800円/名
測定内容 基礎能力
パーソナリティ
【ASK ver.4】ミスマッチによるトラブルを未然に防ぐ

【特徴】

  • 業務上で発生するトラブルを膨大なデータを元に具体的に事前予測を行う
  • バランスN、バランスP、適職、プロフィール、スペシャリスト、アドバイスなど様々な角度から視覚的に結果を表示
  • “良い・悪い”ではなく“向き・不向き”で人や仕事との相性を診断します
テスト形態 WEB
時間 7分
コスト 月額利用版 40,000円
ライセンス購入版 880,000円
測定内容 業務上発生するトラブルを具体的に事前予測
適応する環境
適応する業務・適職
思考の傾向
意思決定方法
ストレス耐性
性格分類
相性
無期・有期雇用適性
正規・非正規雇用適性

さいごに

いかがでしたでしょうか。

適性検査を導入することで、学生の人物理解の深度を高め、客観的に判断することができたり、入社後の部署配置にも役立ちます
また、ハイロー分析など、社内で活躍している社員の人間性や能力の可視化にも役立つなど、活用の仕方によって組織活性化にも一役かってくれるかもしれません。

無料でお試しできる適性検査もたくさんあるので、まだ採用手法として導入していない人事の方は、一度利用してみてはいかかでしょうか?

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