採用ブランディングにはこれが大切!おさえておきたい8つのポイント

 

こんにちは。HR NOTE編集部の島田です。

カゴメ株式会社が不採用者におこなった真摯な対応をご存知でしょうか。食品業界大手の企業でありながら、全ての不採用者に対して、感謝状と自社の商品を郵送するという対応が今、学生の中で話題になっています。

この対応を受けた就活生からは「こんな対応されたら、不採用でも嫌いになれない・・・」という声がありました。さらに、この内容が広まったことで、就活生以外の人からも注目をあびるようになりました。

このように、現在採用活動はただ人員を集めるというだけでなく、企業のブランディングにつながる広報の役割も果たすようになりました。

本記事では、採用ブランディングのために「学生と対応する際に気をつけたいポイント」をまとめてみました。

1.新卒採用活動は会社の未来をつくること

ただ単に、「採用人数を充足させること」だけが採用活動ではありません。

中途採用は、会社にとって即戦力となる貴重な人材ですが、新卒採用は、会社の将来を担っていく人材として一から育成していくため、特に重要なものになります。それゆえ、新卒採用を成功させることが、会社のさらなる発展につながると言えるのではないでしょうか。

ぜひ、新卒採用活動は「会社の未来をつくっている」という認識を持っていただけたらと思います。

[1]就活生は世間の窓口

先ほど、「採用活動はただ人を集めることだけではない」と言いましたが、その他にも、「採用活動は会社のブランディング活動である」と言えます。

また、近年は就活生の多くがSNSを多用するため、情報の拡散力が強いという特徴があります。選考を終えた学生の口コミから会社に対する印象が広がり、次年の応募者数の担保につながるという可能性も少なくありません。

一方で、学生に対して悪い印象を与えてしまった場合、情報の拡散力も同じく強いという特徴があります。次年の採用活動にもマイナスに影響してしまうかもしれないので、最善の注意を払うようにしましょう。

[2]企業と就活生は対等な関係が理想的

2000年前後におこった就職氷河期から一転し、近年は「超売り手市場」といわれています。企業側の採用はとても困難になり、「選ぶ採用」から「選ばれる採用」へと変わりつつある状況です。もはや、採用担当者が就活生を選ぶだけでなく、「学生も企業を選ぶ時代になった」となっています。

このような背景から、面接においても企業と就活生は対等な関係であることが理想とされています。採用担当者や面接官が、学生に対して高慢な態度をとることで、学生の企業に対する印象を悪くすることにつながりかねません。かといって、下手に出すぎることも良い方法とはいえません。

あくまでも、対等な立場で、お互いが理想的な学生・企業に出会える選考をおこなうことが重要です。

2.学生と接する際、気をつけること

ここでは、採用担当者や面接官が学生と接する際に、気をつけるべきポイントを学生の声も踏まえてご紹介します。

[1]Noサイレント

選考を進めていながら、不採用になった学生に対し、連絡をせず放置してしまう企業は、自社の印象を悪くしているといえます。今までは、企業が就活生を選ぶための面接でしたが、現在は選ばれる面接とも言えるようになりました。

選考が通ったのか、不採用だったのかが分からないと、学生は次に進むことができず、どっちつかずになってしまいます。あらかじめ、いつまでに連絡をするということを面接時に伝えることが必要なことなのではないでしょうか。

しかし、企業によっては多くの学生の応募に対し、不採用を伝えるのは仕事量的に難しいという企業もあるかもしれません。採用担当を一人で担っている、総務部と兼部しているという採用担当者の場合はとてもじゃないけれど手がまわらないということもあると思います。

そんなときは、採用担当者の代わりに学生に事務的なメールを送る、電話をするといった業務を担うアウトソーシング(採用代行)を活用してみることも手かもしれませんね。不採用だったとしても、自社の選考を受けてくれた学生に誠意を払って、不採用の旨を伝えることが大切です。

アウトソーシング(採用代行)に興味がある方はコチラ!

[2]選考後のフィードバック

「何を基準に選考を進められているのか分からない」、これも学生からよく聞く声です。会社としての意図があって独特な質問をあえてする面接官もいますが、学生は質問の意図が理解できず不満に感じる学生も少なくありません。

そこを解消するために、「どういうところが良かった」「ここは改善したほうがいい」といったフィードバックをすることをオススメします。フィードバックをすることで、学生はちゃんと自分のことを見てくれていることを実感でき、企業に対して好印象を持つようになるでしょう。

[3]面接官も誠意をもって

一般財団法人 雇用開発センターがおこなった調査によると、学生が感じた面接官に対する印象の良かった点と悪かった点の上位が以下のようになっています。

良かった点

  • 「表情が穏やかで笑顔で対応」(50.2%)
  • 「話をじっくり聞いてくれる聞き上手である」(49.6%)
  • 「威圧的でなく学生目線で話す」(44.1%)

悪かった点

  • 「無気力で冷めた感じ」(29.5%)
  • 「威圧的で学生の立場を考えていない」(28.2%)
  • 「表情が乏しく笑顔で対応しない」(25.0%)

「2017年卒大学生就職活動調査 結果報告書」

「学生が相手だから」と横柄な態度にならずに、丁寧に接することで信頼関係を築くことができます。どんなに上の立場であっても、冷めた態度をとっていては、学生は企業に魅力を感じなくなってしまうでしょう。

[4]学生からも見られている

面接官は、ついつい「自分が学生を選ぶ」という意識を持ちがちですが、一方で、面接官も学生に企業の顔として見られていることを忘れてはいけません。「多くの学生を採用しなければならない」「面接以外にも仕事があって疲れてしまう」などの理由から、顔に疲れが見えてしまうこともあるかもしれません。

しかし、そういった態度は、面接中の学生にも伝わってしまいます。学生は「自分に興味が無いのかな・・・」と不安に思ってしまう他、面接官へのイメージがそのまま企業の評価となってしまうかも知れません。

選考を受け持つ際は、自身が会社の顔として見られているという意識を持つことが大切です。

[5]選考フロー、企業情報は明確・詳細に

「学生にどれだけ企業で働くイメージを持ってもらえるか」ということが、採用をおこなう際には非常に重要です。

そのため、学生が選考フロー・会社情報が、明確・詳細に伝わるように掲載することが大切になります。情報が少ないと学生は企業に対するイメージを持ちにくくなってしまい、選考を進めることに消極的になってしまいます。

また、内定を決めたとしても、他社でもっと魅力的な企業を見つけた場合は、懸念点が多かったことを理由に、内定辞退し、他社を選んでしまうかもしれません。

貴社にマッチする学生を採用するためにも、情報は詳細に提示しておく必要があるでしょう。

[6]学生の考えを全否定しない

学生の中には、さまざまな経験をしてきたことで持論を豪語する学生もいるかもしれません。ときには、「それは間違っている」と社会人の経験の中で培った知識・経験を語りたくなることもあると思います。

しかし、そこは一旦学生の考えを受け止めましょう。たとえ、学生の甘い考えだったとしても、それを考えるに至った過程があるはずです。その過程で何を気づき、感じたのかを質問することで、学生の価値観や考え方を知ることができます。

良い採用担当者になる秘訣は「聞き上手になること」です。頭ごなしに考えを否定されてしまっては、学生も「この人達には自分のことはわかってもらえない」と感じてしまうかもしれません。

[7]学生が素の状態で話せるように

基本的に、学生は面接官に自分をよく見せようと思うと、極度に緊張してしまうものです。しかし、緊張した状態では本来の自分を出せないことが多く、面接をする側としても、普段の学生の実力を見極めることが難しくなってしまいます。

基本的には選考を進んだ応募者がリラックスして面接を受けられるような環境を準備することで、学生がのびのびとはなせるようになり、見極めがしやすくなります。

[8]会社にプラスになる発言を

選考が進んでくると社員との座談会を開催している企業も多いかと思います。学生に対し、現場の雰囲気を知ってもらい働くイメージを持ってもらうことは、とてもいいことなのではないでしょうか。しかし、現場の雰囲気を知ってもらうとはいえ、見せ方には気をつけなければなりません。

現場の声と言っても、「実際楽しくない」「給料貰えればそれでいい」といった声を聞いてしまうと学生はどのように感じるでしょうか。社員がいきいきしてない企業には入りたいと思わないのが多くの学生の考えることだと思います。

雰囲気を知ってもらうことは選考を進んでもらうという上でとてもプラスなことなので、悪い印象を与えないように注意を払うことが大切です。社員を通して、学生が「ここに入りたい!」と思う環境づくりが大切ですね。まさに学生の一番近いところでできるブランディングといえます。

3.さいごに

いかがでしたでしょうか。学生を採用するのは企業側ですが、お互いが良いとする人材・企業に出会い、入社まで進めることがもっとも理想的な採用活動といえると思います。

学生が感じている企業に対しての声を参考にしつつ、企業がどんな魅力を伝えたいのかブランディングを意識しながら理想の学生の内定を決めていただければ幸いです。

公式アカウントをフォローして毎日記事をチェック!