第二新卒は優秀?ポテンシャル採用の見極めポイントとは?

最近、新卒採用が売り手市場なこともあって、どの企業も新卒採用で頭を悩ませてはいないでしょうか。

そんな中、同じ若手採用ということで、新卒でもなく中途でもない「第二新卒」が、新しい位置づけを確立させ、注目をあびています。

しかし、ある程度の職務経験を積んだ若い社会人を採用できるということでメリットに感じる部分がある一方で、「職場をすぐに辞めているし、本当に優秀なのだろうか?」という疑問も残ります。

今回は第二新卒のニーズがなぜ広がっているのか、そもそも第二新卒とはどういう採用手法なのか、そしてどのように見極めることが大事かその具体的な方法をご紹介します。

記事の概要
  • 若手を採用する新たな手法として第二新卒採用注目を浴びている
  • 新卒採用よりもスキル重視、中途採用よりもポテンシャル重視に見ていく必要がある
  • 応募者の少ない経験からの学びをいかに引き出せるかが重要になる

 

拡大する採用ニーズ

企業は新卒をはじめとした若手人材を確保できず慢性的な人手不足に陥っています。

その理由の1つとして求職者数よりも掲載している求人数のほうが多くなっているためです。厚生労働省が発表した2018年3月の有効求人倍率は1.59倍で、2009年以降ずっと上がりっぱなしです。

加えて、少子高齢化の影響、3割にのぼる新卒3年以内の離職率など、集まらない、集めても留まらないということから、「第二新卒」や「既卒採用」という手法が広まり始めました。

第二新卒、大手各社が熱い視線 博報堂は採用数2倍に

社会人経験の浅い第二新卒の採用に力を入れる動きが大手企業の間で広がっている。三菱電機が今秋入社から採用を始めるほか、博報堂は採用数を2倍に増やす。経団連に加盟する企業の新卒採用面接が6月1日に解禁されたが、今年の新卒・中途採用は空前の売り手市場。第二新卒に間口を広げ、優秀な人材を獲得しようとしている。
出展:日経新聞

日経新聞によると、さまざまな企業が第二新卒を始めています。

  • 三菱電機:秋入社の第二新卒採用を開始
  • 博報堂:第二新卒の採用数を2倍、30-40人の採用を計画
  • 三井住友銀行:総合職20-30人程第二新卒などで採用
  • ソニー:卒業後3年までを新卒として採用
  • 楽天:社会人経験3年未満までを対象、ネット事業などの経験は不問

といったように、各企業が若手人材の採用を試みています。

第二新卒とは?

そんな「第二新卒」とはどういった方を対象としているのでしょうか?

一般的に入社3年未満・25歳以下の転職者のことを第二新卒と定義しています。

ただし、企業によっては20代前半や、就業1年未満の転職者と指すこともありますので、明確な定義があるわけではありません。

新卒採用と違って企業が第二新卒をおこなう理由は大きく3点あります。

ビジネスマナー習得済み

一社目で基本的なビジネスマナーを習得している方が多いため、会社の業務について集中して指導することができます。研修にかけるコストを削減でき、即戦力としての期待も高いです。

会社への適応力

一社目の企業文化などの影響をそこまで受けていないと考えられるため、すぐに会社に馴染むことができるでしょう。会社にとって必要なっ人材として活躍してくれる可能性が高いです。

新卒では巡り会えない人材との出会い

新卒のときは大手企業しか目を向けなかったものの、第二新卒のときは自分の適正を見極め、より自分のキャリアについて考えます。その結果として中小企業に入社するというケースも多々あります。

中小企業側の視点から考えれば、これまで目を向けてくれなかった優秀な人材を採用できるといったメリットがあります。

第二新卒の採用基準

そんな第二新卒ですが、自社にマッチするかどうかは、どのようにして見極めるのでしょうか?

まず第二新卒は中途採用にはなりますが、3年未満の社会人の中途採用であることから、スキル採用よりもポテンシャル採用の側面が大きいということを認識しておかなければいけません。

少ない実務経験をどのような点から判断すればいいのか3つの視点から見ていきましょう。

自己PR・志望動機

転職者と企業人事の二人のゴールは、採用することで転職者と企業、お互いにとってプラスになるかどうかです。それが志望動機につながるかと思いますが、転職者本人がどのようなキャリアプランを立てているのか、それが前職ではどのような位置づけだったのかを聞きましょう。

新卒では自分の興味を持った仕事を伝えるだけ十分でしたが、第二新卒を含めた転職の面接では前職では実施できなかった仕事ができる企業に応募をすることになるので志望動機は非常に大事になります。

退職理由

転職をするきっかけとなったものが、どういったものからきたのかしっかりと聞きましょう。志望動機にもつながるものもありますが、前職の状況などを聞けることが大事です。

例えば、「転職することで何がしたいのか?」「何ができるようになるのか?」という質問から、前職ではどのような不満を感じていたのかをまず知ることができます。給与なのか、評価や人事制度なのか、それとも労働環境なのか、何かしらの理由が出てくるはずです。

前職と転職者との間でどのような齟齬から今回の転職を希望したのか、その関係性をみることで転職者の人となりが見えてきます。

成功体験・失敗体験

転職者からすると成功体験などからどういった結果が生まれたかからアピールできる場と考えています。採用するかしないかの判断をする場合、大事になるのは目的とプロセスになります。

成功・失敗どちらの体験でも、どんな課題があり、そこからどのような目的を掲げ、施策立案→実行までのプロセスもしっかりと聞きましょう。前職の仕事の仕方も見えてきますので、どういった姿勢で仕事に取り組んでいたのかを知ることができます。

さいごに

いかがだったでしょうか?

第二新卒は早期離職をした方々なので、なんとなく大丈夫なのか?と疑問を持ちますが、しっかりと次のステップと考えて転職をする方も少なくありません。

本来の中途面接と違い、ポテンシャル面も評価しなければならないことから1度の面接で全て知るのは難しいかもしれません。複数回の面接を開催し、理解するプロセスをしっかり確保するのも大事です。方法として、第二新卒の紹介サービスもあるのでそちらを活用するのも1つの手かもしれません。

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