従業員エンゲージメントとは|組織にもたらす好事例を紹介

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近年、多くの企業が「従業員エンゲージメント」に注目しています。

「従業員満足度」ではなく「会社に対する愛着度」に着目し、自社に対する愛着を感じているか、自社の理念・ビジョンに共感できているか、自社の企業成長に積極的に関わっていこうとしているか、という行動について、「エンゲージメントレベル」という尺度をもとに評価していきます。

従業員エンゲージメントが高ければ、生産性の向上や離職率低下に大きく貢献することができ、すでに研究や調査によりたくさんの事例も出てきています。

そこで今回は、従業員エンゲージメントを強化することでどのようなことが実現できるのか、いくつか事例をご紹介します。

1.従業員エンゲージメントと顧客満足度は比例する

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従業員エンゲージメントが高いと顧客満足度の向上に貢献することができます。

ヘルスケアや高齢者の生活市場に食品や食事のサービスを提供する、アメリカのMorrison Management Specialists社では、従業員エンゲージメントに関する調査を行っており、そこで改善すべきポイントを明らかにしました。

そこから、組織文化の浸透戦略やマネージャー・リーダーのコーチング強化などを行い、結果として従業員エンゲージメントが30%増加し、さらに顧客満足も16%の増加につながりました。

また、ニューヨークの高級アパレルであるSaksFifthAvenue社では、顧客に対するサービスを押し上げる方法を探しており、従業員エンゲージメントと顧客エンゲージメントの相関性を発見しました。

そして従業員エンゲージメントを強化した結果、売上やリピートなど、顧客満足度が20~25%改善しました。

2.従業員エンゲージメントが高いと売上が上がる

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自社に貢献しようとする意欲は、結果として高いパフォーマンスを生み出し、売上向上につながります。

グローバルに組織人事コンサルティングおよびアウトソーシングビジネスを展開しているAON Hewitt社の調査によると、エンゲージメントの高い従業員が増えると、売上高が向上すると述べており、従業員エンゲージメントが1%増加すると0.6%の売上増に貢献できるとのことです。

また米国の建設機器大手、キャタピラー社では、従業員エンゲージメントを高める施策を実施し、エンゲージメントスコアを8%改善することに成功しました。

その結果、売上が300%の伸長となり、従業員エンゲージメントを高めることが売上の大幅な上昇に影響することを証明しました。

3.従業員エンゲージメントが高いと離職率が下がる

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イギリスの化学メーカーにおいては、エンゲージメント向上に向けて経営陣が改革に取り組み、離職率を38%減少させた事例があるなど、従業員エンゲージメントは従業員の離職率にも大きく影響します。

経営や人事管理に関するコンサルティングを行っているアメリカCEB社(Corporate Executive Board)の「従業員エンゲージメントを通したパフォーマンス向上と離職率低下」に関するレポートによれば、エンゲージメントの高い従業員は、エンゲージメントの低い従業員と比較すると離職率が87%も低いという調査結果も出ています。

またグローバル企業59社、5万人を対象とした調査では、エンゲージメントの高い社員の66%が離職を考えておらず、転職先を探しているのはわずか3%であったとのことです。

それに対して、エンゲージメントの低い従業員では離職を考えていないのは12%で、31%が実際に転職先を探していました。

イギリスで実施された調査では、エンゲージメントの高い従業員の病欠は年間2.69日だったのに対し、エンゲージメントの低い従業員は年間6.19日という結果が出ており、従業員エンゲージメントは欠勤にも大きく影響することがわかっています。

最後に

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いかがでしたでしょうか。

従業員エンゲージメントを強化することによる好事例はたくさん出てきていますが、「どのようにエンゲージメントを高めていけば良いのか」という部分が非常に難しいことかと思います。

いまでは、従業員エンゲージメントについてサポートしてくれる、タレントマネジメントシステムやサーベイを提供する企業もでてきています。

タレントマネジメントシステムに関する記事はこちら

HR NOTEでも従業員エンゲージメントを高めるための手法に関して、今後取り上げていければと思います。

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