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吉田松陰に学ぶ部下の育て方|「部下がなかなか育たない」と嘆く上司へ見直してもらいたいこと

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こんにちは!町田社会保険労務士事務所の近藤 由香です。
 
「部下がなかなか育たない」
「部下のモチベーションが低い」
そう悩む会社の「上司」の方のお悩みを良く耳にします。
 
ただ、部下が育たないのは上司のせいだとしたらどうでしょうか・・・?
その場合、何を見直し、部下をどのように育成すべきなのでしょうか。
 
今回は、吉田松陰に学ぶ、部下との接し方についてご紹介します。
 

吉田松陰|松下村塾とは?

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みなさんは、吉田松陰をご存知でしょうか。長州藩士で思想家、教育者、兵学者でもあり、一般的に明治維新の精神的指導者・理論者・倒幕論者として知られている人物です。吉田松陰は山口県萩市にて、私塾「松下村塾」で塾生達の指導も行っており、その門下生たちが後の明治維新で重要な働きをしています「久坂玄瑞」「高杉晋作」「吉田稔麿」「伊藤博文」「山縣有朋」など、歴史上の重要人物が門下生として名を連ねています
 
吉田松陰は30歳という若さで獄中死をしてしまうのですが、それまでは山口県の「野山獄」という牢獄の中で一緒に投獄されている方たちと一緒に生活をしていました。その中でふてくされることもなく、腐ることもなく、獄の中である提案をします。それは獄に入れられているどんな人も、他の人より一つは優れているところ、他の人が知らない知識を持っており、それを学ぼうとするものでした。
 
ある人は俳句が得意であれば、その人を上座に座らせ、「今日は俳句を学びましょう、先生はこの方です」と、その人を「先生」と呼び、先生として扱い、学んだのです。また、絵が得意な人がいれば、その人を先生と呼び、絵の講座をさせたのです。普段は荒れていて今まで到底「先生」と呼ばれたことがない人でも、先生と呼ばれ、先生として扱われると、尊敬されたことに感動したというのです。
 
 

期待や敬意を持って部下と接しているか?

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コーチングの場面では、相手は無限の可能性を秘めており、コーチ自身が人生の主人公なのだと思って関わるのと、そうでないのとでは相手の変化、行動量に雲泥の差があります。これは教育心理学では『教師期待効果』または『ピグマリオン効果』と呼ばれ、教育現場で教師の生徒への期待が高ければ、そのクラスの成績が向上していったという現象に似ています。
 
「部下が育たない」と嘆いている上司は、部下に対して、言葉には出さなくても「こいつは出来ない奴だ」「こいつはこれ位の奴だ」と言ったネガティブな想い、ネガティブな期待を抱いたまま部下に普段接していないだろうか、ということを見直してみてください。「出来ない」という思いで上司が関わった部下は、上司の「出来ない」という思いを無言のうちにキャッチしてしまいます。
 
逆に、「こいつはできる奴だ」「必ず成功する人物だ」という思いで上司が関わった部下は、その期待を無言のうちにキャッチし、その期待に応えようと無意識のうちに教師期待効果(ピグマリオン効果)でその期待通りの成果を出そうとするのです。そしてのような部下は、モチベーションも高いのです。
 
 

もう一度部下との接し方を見直してみましょう

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コミュニケーションでは、「言葉以外の非言語の要素で、話し手の93%の印象が決まってしまう」と言われています。つまり、言語は全体の7%しか相手に影響を与えません。言葉でいくら「頑張れ」「期待している」と上司が言っていても、一挙手一投足、もっと言うと、間の置き方、目つき、顔つき、顔のこわばり、話している時の手の動きなどにより、相手に伝わるメッセージはほぼ決まってしまうのです。
 
部下と話す時、パソコンを打つ手を止めていますか?部下が朝出社した時、顔を上げて「おはよう」と言っていますか。言っていても部下より声のトーンが下がっていることはありませんか。上司として、部下と関わる際に、部下への「期待している」「応援している」「君は絶対できる」そういう想いで部下に関わることが、部下のモチベーションを高め、生産性を高めることになります。
 
人事担当者はそういう関わりのできる「上司」を沢山育てていく場面を作ることも、重要な役目ではないでしょうか。
 

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