- 課題
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- 他社の勤怠システムを導入していたが、打刻情報を記録することしかできていなかった
- 複数の人事労務システムを利用していたので、従業員データの管理が煩雑になり、工数がかかっていた
- 解決策
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- ジンジャー勤怠を導入して、打刻データの集計までおこなえるようにする
- システムをジンジャーに統合して、一つのデータベースで従業員管理ができるようにする
- 効果
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- 月末の集計作業が自動でおこなえるようになり、業務の削減につながった
- 従業員データを一元管理できるので分析がしやすくなり、組織活性化にデータを活用しやすくなった
- ジンジャー専任の社労士から勤怠に対するアドバイスをもらい、トラブルを未然に防げるよう社内規定を作成
勤怠管理・人事管理・給与管理が一つのシステム内でできるのはジンジャーだけだった
– ジンジャー勤怠を導入する以前は、どのように従業員の勤怠を管理していたのですか?
中田さん:以前は、別の勤怠管理システムを使っていたのですが、従業員の打刻情報を記録することしかできませんでした。
そのため、月末になると、記録されている打刻情報をエクセルに入力し、労働時間や残業時間を集計していました。集計作業に追加して、給与管理までを担当者2人で実施していたので大変でしたね。
また、社内で複数の人事労務システムを使用しており、必要なデータの照合作業は月に10万円ほどのコストをかけて外注していました。
照合結果のデータに不備があると、担当者が外注先と従業員の間に立って修正する必要があり、その工数も甚大でした。
これらの理由から、新しい勤怠管理システムの導入を検討していたのです。
– ほかにも勤怠管理システムがある中で、なぜジンジャー勤怠をお選びいただけたのでしょうか?
夏目さん:ジンジャー勤怠を選んだ理由は2つです。
1つ目の理由は、ジンジャーは勤怠管理だけではなく、人事管理や将来的に給与管理も同じシステムの中で管理ができるからです。
未来のことを考えると、担当者の工数も削減できるだろうと思い、導入を決めました。
当時、人事管理に関しては別のシステムを活用していたのですが、操作方法が難しく、まったく使いこなせていない状況でした。
人事管理システムに従業員の詳細データを入れて、タレントマネジメントなどにも活用することを考えていたのですが、実現に至らなかったのです。
一方、ジンジャー人事労務は直観的な操作ができ、異動にともなう従業員データの移行も簡単におこなえる印象でした。
また、勤怠管理システムの刷新を検討するのと同時に、給与のアウトソースも考えていたのですが、ジンジャーでは将来的に給与管理もできるようになると伺い、期待できたことも選定の理由です。
2つ目の理由は、コストの低さです。
勤怠管理、人事管理、給与管理の3つのシステムを導入・刷新しようと考えていたのですが、別々でシステムを導入すると、その分コストも高くなってしまいます。
ジンジャーは、3つのシステムを導入しても、月々600円※です。
これまで利用していたデータ照合の外注費も削減できますし、担当者の工数も削減されるため、一元管理できるジンジャーの導入は、弊社にとってメリットが大きいと感じました。
※1ID価格(2019年11月時点)初期費用、サポート費用は除く
従業員データを一元管理・分析し、組織を活性化させるヒントを見つけたい
– ジンジャーに期待していたことは何ですか?
夏目さん:ジンジャーには、勤怠管理や人事管理における工数削減のほかに、従業員データを一元管理して、さまざまな側面で分析し、組織を活性化させることを期待していました。
たとえば、従業員の評価や、1on1面談の結果などの従業員データをジンジャーで一元管理して、「離職率や成果とどういう相関関係があるのか」「従業員がどういう目標を持って業務に取り組んでいるのか」など、より生産性の高い組織を作る上で発展的な施策を検討していきたいと考えています。
また、研修の実施やモチベーションの管理などにも活用していきたいと思っています。
– ジンジャーを導入されて、どういった効果がありましたか?
中田さん:効果が大きかったのは、勤怠管理業務における工数削減です。
これまでエクセルでおこなっていた勤怠の集計作業も、今では自動でおこなわれるので、月末に時間を取られることがなくなりました。
残業や有給などの申請に関しても、ボタン1つで承認が済むので、現場の管理者の工数も削減されると感じています。
また、ジンジャー導入にあたり、プレミアムサポートプランを活用しているのですが、ジンジャー専任の社労士の佐怒賀(さぬか)先生がフォローをしてくださっています。佐怒賀先生には、社内規定についてアドバイスをもらうことも多く、非常に助かっています。
日々出てくる勤怠の疑問を、自社視点で解決してくれる
– プレミアムサポートプランでは、具体的にどのようなサポートを受けていますか?
中田さん:先日、「従業員の残業時間のカウント方法を法律と照らし合わせるとどうなのか」と疑問になり、その是非を佐怒賀先生にお問い合わせをしました。
年間を通してフォローしてもらっていることもあり、弊社をよく理解してくださっているので、その時も即座にアドバイスをいただきました。
そのほかにも、社内で発生しそうな労務トラブルを未然に防ぐことができるように、社内規定の整備を手伝っていただいています。
夏目さん:「そういう視点もあったのか」ということがよくありますね。
弊社の部長も佐怒賀先生とお話させていただいている中で、「今までの先生とは違うね。うちに合っている」と言っていただけたので、ジンジャーのプレミアムサポートを選んで良かったなと思います。
– これから佐怒賀さんと一緒にやっていきたいことはありますか?
夏目さん:弊社の社内規定は、見直す必要がある箇所が多くあります。
何かトラブルが起こる前に改善して、未然にトラブルを防ぐために、佐怒賀先生のお力をお借りしたいなと思っています。
佐怒賀さん:今までは、問題が発生してから社内規定を改善することが多かったのですが、次のステージとしては『問題が起きないようにするためにはどうしたらいいのか』ということを追求していきたいです。
グループ全体の従業員データを有効活用していきたい
– 今後ジンジャーをどのように活用していきたいですか?
夏目さん:弊社は国内外に支店を展開しているので、ジンジャーでグループ全体の従業員データを一元管理していきたいです。
また、申請のやり方などジンジャー勤怠にまだ慣れていない従業員もいるので、勤怠の社内ルールを提示し、従業員の負担を軽減していきたいと考えています。
今回は、ジンジャープレミアムサポートプランに加入しているお客様の課題解決や運用方法の提案などを幅広く行っている社会保険労務士(以下、社労士)の方に、お客様と接する上で大切にされていることを伺いました。
– プレミアムサポートプランでは、どのようにお客様と関わっていらっしゃいますか?
お客様からいただいた人事労務に関する課題の改善策を提案しています。
また、ジンジャー勤怠の導入をきっかけに社内規定を見直されるお客様も多いので、より運用が上手く回るようにフォローしています。
– お客様からどのような相談を受けることが多いですか?
最近は、働き方改革の影響で「法改正に対して今後どのように対応すべきか」というご相談をいただくことが多いですね。また、社内規定に関する相談も多くあります。
時には、すでに他の社労士の方と契約しているお客様から相談されることもあります。
社労士でも、社内規定のサポートまで行っていないケースもあるので、そのようなときにジンジャーのプレミアムサポートプランをご契約いただくことが増えてきました。
– お客様と関わる上で大切にしていることを教えてください。
難しい法律の条文を誰でもわかるレベルにかみ砕いて説明することです。
一度も法律に関わったことがない方であっても、『話を聞いた人にはみんな同じような理解をしてもらえる』伝え方を心掛けています。
また、お客様から相談いただいた内容に対して、法律的な観点から『良い・悪い』とただジャッジするだけではなく、提案した施策を実行した後のことをより具体的にお伝えすることも大切にしています。
– 今後、お客様にどのような価値貢献をしていきたいですか?
サポート時に重視したいことは、「施策を実施した結果、従業員の方々がより気持ちよく働けるような環境を作れているか」という点です。
『会社のルールはどうあるべきか』『適法な施策に限らず、従業員の方々が働く上でどのようなことが有用になるのか』など、組織づくりにおける課題に関しても、お客様と一緒に考えていきたいです。