- 課題
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- コロナ禍で利用していたオンプレミス型システムが費用面で硬直的であり、今後同様の事態が発生することがあった場合にリスクを感じていた。
- システム間のデータ連携処理に週10時間ほど工数がかかっていた。
- 解決策
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- 従量課金制のクラウド型システムに入れ替えをおこなう。
- ジンジャーでデータベースを1つに統合させ、一度情報を更新すれば全業務に反映される状態を構築する。
- 効果
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- 人員に変動があった場合にID数の調整が可能であるため、従業員に応じた料金で利用可能に。
- データ連携処理にかかる時間がゼロになり、業務の歩留まりやPC動作の遅延などが発生しなくなった。
- 移動中や直行直帰の場合でも、スマホで勤怠打刻や経費申請ができるようになった。
コロナ禍においてオンプレミス型システムの負に直面
-システムの入れ替えを検討されたきっかけは何でしたか?
情報システム部 田上さん:
コロナ禍で事業が不安定になったタイミングで、元々導入していたオンプレミス型システムが費用面で硬直的だったことがあり、経営判断でシステムを入れ替える方針になったのが当初のきっかけでした。
今後、万が一同様の非常事態が発生した場合にレッスンの開催が難しくなり、人員を減らさざるを得ない場合にも、柔軟な料金設定でないとリスクが大きいと判断しました。
一方でクラウド型であれば、従量課金制で利用者ごとのID課金であるため、同様の事象が発生した場合でも、オンプレミス型よりはリスクが低いだろうと考えたんです。
-具体的にどのようなプロセスでシステムを選定されましたか?
情報システム部 田上さん:
情報システム部が主導となって、経理労務部と連携を取りながら選定を進めていきました。
2021年頃にも一度、ジンジャーをはじめとした各システムのお話を伺っていたのですが、コロナ禍で社内リソースが不足している状態だったので、一度検討を断念していたんですね。1年程前にコロナ禍が落ち着いて事業も安定してきたタイミングで、改めてお話をお伺いしたいと思い、お声がけさせていただきました。
一度検討を見送った背景もあり、コストなども鑑みて、急いでシステムを入れ替える必要があったため、契約から本格運用を開始できるまで1年未満に収まっているかどうかが重要なポイントでした。そのため、各社運用開始までのスピード感を確かめながら、システムの選定を進めていきました。
無事に1年以内で運用を開始!データ連携やスマホ対応で効果を実感
-最終的にジンジャーを選んでいただいた決め手は何でしたか?
情報システム部 田上さん:
最終的にジンジャーを選んだ決め手は、システムの網羅性とデータベースを1つに統一できる点が大きかったです。
また、先ほど申し上げた通り、運用開始までのスピード感は重視していましたが、サポート担当の方にもご協力いただきながら、無事に1年以内に運用を開始させることができたのでとても感謝しています。
-ジンジャーで感じていただいている効果を教えていただけますか?
情報システム部 渡辺さん:
ジンジャー導入前は、システム間のデータ連携処理に相当な時間がかかっていました。
月中に入社する社員もいるため週次でこの処理が発生するのですが、人事から勤怠、人事から給与…とそれぞれで連携処理をおこなう必要があり、各連携には1時間ほどかかっていましたね。週で換算すると10時間ほどかかっていたと思います。
ジンジャーではこの連携処理にかかる時間がゼロになったので、業務が止まってしまったり、PCの動作が重くなったりすることもなく助かっています。
経理労務部 上田さん:
勤怠打刻や経費申請がスマホで対応できるようになった点は嬉しかったです。
責任者は各スタジオ(料理教室)を移動して回ることが多いのですが、移動中や直行直帰の場合でもジンジャーを利用できるのは便利だと思います。
また、講師の先生に関してはワークフローを利用してもらっていますが、社用スマホを貸与していないため、私用スマホでも申請できる点は今後好評を得られるだろうと期待しています。
経理労務部 小林さん:
入社処理に関しては元々紙で対応しており手間がかかっていましたが、今回ジンジャーの導入によって年間300部以上の入社書類をペーパーレス化することができました。
-ジンジャー導入をきっかけに、この先どのような管理体制を作っていきたいですか?
経理労務部 部長 澁谷さん:
今回、オンプレミス型からクラウド型のシステムに入れ替え、元々紙で対応していた部分のシステム化を実現することができました。今後は本格的に活用を進めていくことで、更なるペーパーレス化とリモートワークの実現を進めていきたいです。
情報システム部 田上さん:
ジンジャーを使うことで、人事労務に関連する情報(勤怠、給与、評価、労務管理など)を一つのプラットフォームに一元化できるので、従業員のパフォーマンスやモチベーションに関するデータを分析し、人材配置や育成計画を効率的に進めていきたいと考えています。
1987年設立。国内・海外約154万人以上の会員を持つ世界最大級の料理教室『ABCクッキングスタジオ』を運営。「世界中に笑顔のあふれる食卓を」を企業理念に掲げ、この実現のために、「料理を学ぶ」だけではない、「料理を作る楽しみと喜び」や「手作りの料理がもたらす豊かな生活」を提供できる空間を創り続けている。