経過勘定とは?種類や仕訳方法をわかりやすく解説 - バックオフィスクラウドのジンジャー(jinjer)

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経過勘定とは?種類や仕訳方法をわかりやすく解説

書類を見ている様子

ビジネスシーンにおいては、現金のやりとりがあっても、収益や費用として処理するタイミングがズレてしまうケースがあります。

このようなケースで活用できるのが、経過勘定です。今回は経過勘定の種類やそれぞれの仕訳方法を解説します。

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勘定科目と仕訳

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1. 経過勘定とは?

電卓で計算する様子

経過勘定とは現金の収支に対して、その期に計上すべき収益・費用のタイミングがズレた場合に調整することを指します。

例えば継続してサービスを継続して提供している場合、毎月支払われるわけではなく、複数月分をまとめて支払ってもらうケースもあるでしょう。もし、毎月5万円の請求が発生するサービスを1年間提供する場合、1年間(12ヶ月)分にあたる60万円がまとめて支払われるケースもあります。これは費用は毎月計上すべきですが、支出が発生しているわけではなく、現金の収支と計上すべき費用のタイミングがズレている状態です。このズレを調整するのが経過勘定項目です。

2. 経過勘定科目の種類

PCでフォルダを開いている様子

経過勘定科目は次の4種類に分けられます。

  • 未払費用
  • 未収収益
  • 前払費用
  • 前受収益

それぞれの特徴を理解しておきましょう。

2-1. 未払費用

未払費用とは、提供されたサービスの対価を支払っていない際に用いられる科目です。
未払費用に似た言葉に未払金があります。未払金は支払い期日を過ぎているの対して、未払費用を支払期日前の費用を指します。

2-2. 未収収益

未収収益とはサービスを提供しているにも関わらず対価を受け取っていない際に用いられる科目です。近しい言葉に売掛金があります。売掛金の場合、必ずしも継続的な取引であるわけではなく、支払いを受けていないものを指します。

2-3. 前払費用

前払費用は、未払費用、未収収益とは異なり、対価は先に支払われている状態です。対価を先に支払っているものの、サービスが提供されていない場合に用いられる勘定科目が前払費用です。前払費用は、長期前払費用と短期前払費用があります。

①長期前払費用

年度の途中で期間が1年を超える契約のなかでも、前払いしている期間が1年を超えていると、超過部分が長期前払費用となります。

②短期前払費用

長期前払費用に対して、短期前払費用は一定のサービス契約において未提供となっているサービスに支払われた費用を計上する際に用いられます。

2-4. 前受収益

前受収益とは対価は受け取っていてもサービスが未提供な場合に用いられる勘定科目です。前受収益は、サービスを提供した時点で収益を計上します。

3. 経過勘定の仕訳方法

勘定科目

経過勘定の仕訳方法は次の4つで異なります。

  • 未払費用
  • 未収収益
  • 前払費用
  • 前受収益

いずれのケースでも仕訳できるようにしておきましょう。

3-1. 未払費用

未払費用の例として、毎月10万円の家賃が発生しているとします。ですが、家賃は年に1回、1年分にあたる120万円を後払いにしています。このような場合の仕訳は次のようになります。

借方 貸方
未払費用 1,200,000円 普通預金 1,200,000円

また、正しい利益を確認するうえでは毎月の計上も必要です。そのような場合は以下のとおり仕訳します。

借方 貸方
地代家賃 100,000円 未払預金 100,000円

3-2. 未収収益

未払費用とは反対に毎月10万円の受取家賃が発生しているものの、年1回、1年分が支払われているとします。その場合、毎月の利益を確認するためにも次のように仕訳します。
【毎月の仕訳】

借方 貸方
未収収益 100,000円 家賃収入 100,000円

【家賃を受け取る際の仕訳】

借方 貸方
普通預金 1,200,000円 未収収益 1,200,000円

3-3. 前払費用

前払費用の仕訳は、次のようなケースを例に考えてみましょう。
1ヶ月10万円の家賃を年に1回、1年分をまとめて前払しているとします。この費用を毎月計上する場合と家賃支払の仕訳方法は次のとおりです。

【毎月の仕訳】

借方 貸方
地代家賃 100,000円 前払費用 100,000円

【家賃を支払う際の仕訳】

借方 貸方
前払費用 1,200,000円 普通預金 1,200,000円

3-4. 前受収益

前払費用と反対に、毎月10万円の家賃を先払いで1年分受け取っている場合、毎月の家賃と家賃受取時の仕訳方法は次のとおりです。

【家賃を受取る際の仕訳】

借方 貸方
普通預金 1,200,000円 前受収益 1,200,000円

【毎月の家賃の仕訳】

借方 貸方
前受収益 100,000円 家賃収入 100,000円

4. 未決済項目との違いは?

電球

経過勘定と似た項目として、未決済項目が挙げられます。未決済項目には未払金、未収金、前受金、前払金の4つがあり、経過勘定との違いは継続性やサービスの提供の有無です。

経過勘定の場合は、継続性、サービスの提供がありますが、未決済項目は継続性は関係なく、サービス提供以外の物の購入でも発生し得ます。

5. 経過勘定を理解して利益を正しく計上

3つのチェック

経過勘定は未払費用、未収収益、前払費用、前受収益といった4つの科目があります。企業がビジネスを進めていくうえでは、現金の収支とその期に計上すべき収益、費用とのタイミングにズレが生じることは多々あります。このような際に正しい利益を計算するためには、経過勘定を用いることが効果的です。現金の収支と収益や費用の計上タイミングがズレている場合は、経過勘定項目を用いて適切に処理をしましょう。

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古屋匠憲

古屋匠憲

バックオフィス業務効率化のコンサルティングを経て、 現在はjinjer Blogの運営に携わっています。 法務・経理・総務を中心に管理業務の知見をもとに、現場の目線にあったコンテンツをお届けします。よくある課題から、単純な疑問まで担当者のお悩みを解消できるよう運営します。

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