効率性分析における4つの指標や生産性分析との違いを解説 - バックオフィスクラウドのジンジャー(jinjer)

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効率性分析における4つの指標や生産性分析との違いを解説

説明する男性

効率性分析について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。ビジネスを始めたばかりの人はもちろん、経験が豊富な人でも知らないことがあります。ビジネスにおいて効率性分析は、非常に重要な役割を持つのでその意義について知っておいてください。

本記事では効率性分析について解説いたします。

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1. 効率性分析とは?

グラフ 分析効率性分析とは特定の売上高を上げるために、投入または拘束されている資産をどれだけ減らせているかを分析することです。言葉で聞いてもわかりづらいと思うので、具体的な例を使って説明いたします。

たとえば1,000万円の売上高があったとします。売上を得るためには、当然ですが資産を使用しなくてはいけません。人件費や雑費など、業務を遂行するうえで支払わなくてはいけない費用はたくさんあります。

1,000万円の売上を上げるために800万円使っている企業と500万円使っている企業を比較すると、500万円を使って1,000万円の売上高を上げている会社の方が効率が良いといえるでしょう。これを分析するのが効率性分析なのです。

売上高を上げるために使用する資産は少なければ少ないほど良いため、企業は効率性分析を行ってどうやって使用する資産を減らすか、あるいは売上高を上げるかを考えていかなくてはいけません。資産を使わずに売上高を上げるのは難しいですが、投入する資産に対して得られる売上は多いのが望ましいです。

単に売上高だけに注目していると、効率良くビジネスができているか、無駄に支払っているお金はないかなどがわかりません。「どれくらいの資産を使って」「どれくらいの売上高になったか」に注目することが大切です。

効率性分析で得られた指標は、高ければ高いほうが望ましいのですが、例外もあります。たとえば高級宝石店などです。

高級宝石店は売上高を上げるために、売却する宝石を仕入れなくてはいけません。仕入れるためにはお金が必要なので、その量を減らせば使用する資産の削減につながります。

しかし、高級宝石店に足を運んで、あまり宝石の在庫がないとお客様は良い印象を抱きません。在庫数が少なくなると、そのお店に行っても欲しいものがないと思われてしまい、客足が遠のくことになってしまいます。

そのため、効率性分析による指標が下がったとしても、企業の戦略としては資産を投入して在庫を抱えた方がメリットになるケースがあるのです。効率性分析を行うことは大切ですが、闇雲に高めれば良いというわけではありません。企業の特徴を理解したうえで、効率性について考えていくことが重要です。

2. 効率性分析における4つの指標

矢印をのぼる人

効率性分析はより具体的に4つの指標にわけられます。それぞれがどういった内容なのかについて確認していきましょう。

2-1. 総資産回転率

総資産回転率とは企業の総資産額が、1年に売上高という形で何回回転したのかを表す数値のことです。以下の式で求められます。

総資産回転率=売上高÷総資産

この数値が高ければ高いほど、資産が効率的に売上に結びついていることになります。向上させるためには、総資産を増やさずに販売戦略などを実施して売上高を増加させたり、売上高を維持しながら不要な資産を処分したりする必要があります。

総資産回転率は総資産が売上高の何日分になるかという日数で表されることもあり、企業においては絶対に無視できない指標の1つです。

2-2. 売上債権回転率

売上債権回転率とは、会社の売上債権の回収がどれくらい効率的に行われているかを表す数値です。以下の式で求められます。

売上債権回転率=売上高÷売上債権売上

これが低ければ低いほど、債権回収にかかる時間が多くなることを意味しています。債権回収に時間がかかるということは、資金が拘束される時間が長いということなので、企業にとっては望ましい状況ではありません。

そのため、企業としてはどのように売上債権の回収を進めていくかを考えていく必要があります。また、売上債権としては受取手形、売掛金、割引手当などが含まれます。

2-3. 棚卸資産回転率

棚卸資産回転率とは、会社が棚卸資産をどれくらい効率的に減少させているかを示す比率のことです。在庫回転率とも呼びます。以下の式で求めることが可能です。

棚卸資産回転率=売上原価÷棚卸資産

トヨタ自動車などはカンバン方式を採用しており、原材料の在庫を減らしているので、棚卸資産が少なくこの比率が高くなる傾向にあります。

なぜ、棚卸資産を減らした方が企業にとってメリットがあるのかわからない方もいるかもしれません。もちろん、商品や製品などを在庫として残しておくことは大切です。しかし、これらは資産なので税金の課税対象になります。

つまり、売上に関係しない在庫を大量に残しておくと、それだけで税金が上がってしまうのです。棚卸資産としては、商品や製品、原材料、仕掛品、貯蔵品などが含まれるので、これらを効率良く売上に変えていかなくてはいけません。

2-4. 仕入債務回転率

仕入債務回転率とは、企業の仕入債務の支払いをどれくらい効率的に行っているかを示す比率のことです。以下の式で求められます。

仕入債務回転率=売上原価÷仕入債務×100

この数値が高ければ高いほど、経営が効率良く行われていることを表します。逆に低ければ、支払いに時間がかかっていることになり、資金条件の悪化や資金不足などが考えられるので注意しなければいけません。

従来は売上金の回収を早く行って、支払いを引き伸ばすことが有利とされていました。しかし、現在では支払いをなるべく早く行って仕入金額の値引きを狙う、もしくは総資産を減少させることが重視されています。

3. 効率性分析と生産性分析の違い

分岐点

効率性分析と似ている指標に生産性分析があります。これらの違いについて確認していきましょう。

まず生産性分析についてですが、簡単に説明するとどれだけの付加価値をつけたのかということです。たとえばケーキ屋さんがケーキの材料に使用するりんごを仕入れたとしましょう。

100円でりんごを仕入れて、仮にりんごのまま100円で販売したら利益はありません。それどころか人件費などを含めると赤字になってしまいます。そのため、りんごをケーキの材料にすることで付加価値をつけて販売します。

ケーキの材料にはほかにも生クリームやチョコレートなどいろんなものがあります。ここで考えるべきなのは、それらの材料費をすべて合計したものがケーキの値段になっているのかという点です。

当然ですが、材料費の合計に上乗せして販売を行っています。なぜ、上乗せができるのかというと材料をケーキに変えることで付加価値をつけているからです。この付加価値が高ければ高いほど、企業の生産性が高いことになります。

効率性分析は、資金をどれだけ効率良く売上に変えられているかを示す指標で、生産性分析は、企業がどれだけの付加価値を生み出しているかを示す指標です。付加価値をつければ売上につながるので、似ている部分もありますが定義としてはまったく別の指標なのです。

関連記事:財務分析とは?指標と分析のやり方を解説

関連記事:生産性分析とは?意味や分析のコツを徹底解説

4. 効率性分析の指標を理解しておこう

理解 男性

効率性分析について考えたことがないという方も多いのではないでしょうか。一度考えてみることで、今まで気づかなかった企業の問題点や無駄などが発覚するかもしれません。

また、企業がさらに規模を拡大したり売上高を上げたりするために、効率性分析は欠かせません。それぞれの指標が何を意味するのか、高かったり低かったりするとどういった意味があるのかなどをよく理解しておいてください。

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古屋 匠憲

古屋 匠憲

バックオフィス業務効率化のコンサルティングを経て、 現在はjinjer Blogの運営に携わっています。 法務・経理・総務を中心に管理業務の知見をもとに、現場の目線にあったコンテンツをお届けします。よくある課題から、単純な疑問まで担当者のお悩みを解消できるよう運営します。

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