OJTとは?OFF-JTとの違いや進め方を簡単に解説 - ジンジャー(jinjer)| クラウド型人事労務システム

OJTとは?OFF-JTとの違いや進め方を簡単に解説 - ジンジャー(jinjer)| クラウド型人事労務システム

OJTとは?OFF-JTとの違いや進め方を簡単に解説 - ジンジャー(jinjer)| クラウド型人事労務システム

OJTとは?OFF-JTとの違いや進め方を簡単に解説

OJT

「OJTとは?」

「OJTとOFF-JTの違いは何?」

上記のようにお悩みではありませんか。

OJTは多くの企業で採用されている新人育成方法で、さまざまなメリットがあります。ただし、ポイントを理解して実行しなければ新人社員の成長につながりません。

本記事では、OJTの意味やOFF-JTとの違い、成功させるためのポイントなどを詳しく解説します。どのようにOJTを進めればいいのか、どうすれば成功するのか理解する参考にしてください。

【従業員の評価、適切におこなえていますか?】

人事評価制度は、健全な組織体制を作り上げるうえで必要不可欠なものです。
制度を適切に運用することで、従業員のモチベーションや生産性が向上するため、最終的には企業全体の成長にもつながります。

しかし、「しっかりとした人事評価制度を作りたいが、やり方が分からない…」という方もいらっしゃるでしょう。そのような企業のご担当者にご覧いただきたいのが、「人事評価の手引き」です。

本資料では、制度の種類や導入手順、注意点まで詳しくご紹介しています。
組織マネジメントに課題感をお持ちの方は、ぜひこちらから資料をダウンロードしてご確認ください。

人事評価のebook

1. OJTとは?意味を解説

OJT

OJTとは「On the Job Training」の略で、人材育成の手法の一つです。実際に業務に取り組みながら先輩社員や上司の指導を受け、スキルや知識を身につけていきます。特定の指導役がマンツーマンで教えるのが一般的です。

OJTは第一次世界大戦中のアメリカで生まれました。大量の人材をなるべく早く育成するため考案されたのが、以下の手順から構成される4段階職業指導法です。

  1. やってみせる(Show)
  2. 説明する(Tell)
  3. やらせてみる(Do)
  4. 確認・追加指導をする(Check)

日本には高度経済成長期に導入され、現在に至るまで多数の企業で新人の育成方法として採用されています。

2. OJTとOFF-JTの違い

OJTとOFF-JTの違い

OJTとOFF-JTの違いは以下のとおりです。

OJT OFF-JT
実施場所 職場 研修用施設
実施形式 実務を通した指導 主に座学形式
対象人数 一人 複数人
適している場面 実戦的なスキルの習得 基礎知識の習得

OJTと対照的な育成方法がOFF-JTです。OFF-JTは「Off the Job Training」の略で、主に職場を離れておこなう集合研修のことを指します。

研修用の時間は設けず実務を通して学んでいくOJTに対して、OFF-JTは研修用の施設にて座学形式でおこなうのが一般的です。専門用語やビジネスマナーなどの基礎知識の習得には向いていますが、実戦的なスキルの習得が目的の場合はOJTのほうが適しています

3. OJTの5つのメリット

OJTのメリット

OJTには以下のメリットがあります。

  1. 学んだことを仕事に活かしやすい
  2. 指導する側のスキルアップにつながる
  3. コストを抑えられる
  4. 成長に合わせて教えやすい
  5. 先輩社員や上司とコミュニケーションを取りやすい

それぞれ詳しく解説します。

3-1. 学んだことを仕事に活かしやすい

OJTは学んだことを仕事に生かしやすいメリットがあります。実務を通して学ぶことで、仕事に必要な知識やスキルを効果的に身につけられるためです。

仕事の手順や重要性、関わる人々などを直接学べて、新人社員が自分の役割を認識できます。OJT終了後は即戦力としての活躍も期待できるでしょう。

3-2. 指導する側のスキルアップにつながる

OJTは指導される側だけでなく、指導する側のスキルアップにつながることもメリットです。新人社員に教えることを通して業務への理解が深まるほか、コミュニケーションスキルやスケジュール管理スキルが磨かれます。

他人に教えるためには、自分が業務を十分に理解したうえで、自分なりの言葉で説明できなければなりません。また新人社員のスキル習得や成長を促すために、良好なコミュニケーションも求められるでしょう。

自分の仕事と並行して指導を行うため、スケジュールを適切に管理することも大切です。優先順位を見極めて仕事をこなす能力が鍛えられます。

人に教えることで改めて自分の仕事の意義や進め方を考えられ、指導を通して多くの学びがあるでしょう。

3-3. コストを抑えられる

OJTはOFF-JTと比べるとコストを抑えられます。実務を通した指導で、特別な準備や環境が不要であるためです。

一般的にOFF-JTでは研修室や教材、外部講師などを事前に用意しなければなりません。準備のための人件費や場所代、教材費、依頼料などがかかります。

一方、OJTでは基本的に実務で使う資料が教材となり、配属される職場の社員が指導者となるため、別途用意するコストがありません。

OJTは、コストを抑えて新人教育を実施できる方法といえます。

3-4. 成長に合わせて教えやすい

OJTは新人社員の成長や理解度に合わせて教えやすいメリットがあります。基本的にマンツーマンで長期的に実施するうえ、コミュニケーションを積極的にとるためです。

実務を経験させながら指導するため、どれくらい成長したかが把握できます。得意な業務や苦手な業務も見つけやすく、適切なサポートをしやすいです。

職場の環境により指導の内容や方法のカスタマイズもできるため、着実な成長を期待できるでしょう。

3-5. 先輩社員や上司とコミュニケーションを取りやすい

OJTは先輩社員や上司とのコミュニケーションを促進できます。業務に関わりのある先輩社員や上司に対して、指導役の社員と一緒に交流できるためです。

実務を通してあらゆる相手と関わる機会が持てるうえ、どのようなコミュニケーションをとるのかを指導役の社員から直接学べます。

4. OJTの3つのデメリット

OJTのデメリット

OJTには以下のデメリットもあります。

  1. 視野が狭くなりやすい
  2. 指導する側の業務が増える
  3. 指導する側の力量で結果が変わる

デメリットをしっかり理解したうえで、OJTが自社の新人研修に適しているか見極めましょう。

4-1. 視野が狭くなりやすい

OJTだけで新人教育を進めると、新人社員の視野が狭くなるおそれがあります。OJTでは自分の職場、自分の仕事しか学べないためです。会社全体の役割や組織の理念などの理解促進には適していません。

会社全体の理解も促進するには、まずはOFF-JTで集合研修をおこない、その後それぞれの配属先でOJTを実施するとよいでしょう

4-2. 指導する側の業務が増える

OJTは指導する側の業務が増えるデメリットもあります。通常の業務に加えて新人の指導もしなければいけないため、キャパオーバーにならないよう注意が必要です。

OJTは指導する側に任せきりにせず、職場全員でサポートしましょう。OJT中は通常業務を減らしたり、進捗を全員で共有したりしてフォローできるようにしてください。

4-3. 指導する側の力量で結果が変わる

OJTは指導する側の力量次第で新人社員の能力が変わります。配属される事業所により、同期でも成長のスピードや知識の量が異なる場合があるでしょう。

なるべく均一な成果を出すには、全職場共通の教育マニュアルを用意したり、指導する側向けの研修会や報告会などを実施したりしてください

5. OJTの進め方

OJTの進め方

一般的なOJTの進め方は以下の通りです。

  1. 指導される側の経歴やスキルを理解する
  2. 指導者を決める
  3. OJTの目的・目標、計画を決める
  4. 実際の業務を見せる
  5. 業務の意味や背景を教える
  6. 実際に業務に参加してもらう
  7. フィードバックする
  8. 4~7を繰り返す

OJTの目標は、最終目標だけでなく、週ごとや月ごとなど短期間で区切った中間目標も作成するとよいでしょう。新人社員の成長スピードに合わせ、適宜調整してください

業務の意味や背景は、新人社員の責任感を培うために大切です。実際の業務を見せるだけでは、なかなか自分の仕事の重要性を理解できません。

組織の中でどのような役割があるのか、ほかの部署の仕事とどのように関係があるのかも教えるようにしましょう。

フィードバックするときは、良かったこと良くかったことの両方を伝えます。できていないことのみ伝えるとモチベーションの低下につながるためです。

また失敗したことに対しては、「なぜ起きたのか、どのように対処すればよかったのか」を自ら考えさせるのが重要です。実際に起きたことを振り返り、次に活かせるよう都度フィードバックをしていきましょう。

6. OJTが失敗する・うまくいかない原因3つ

OJTが失敗する理由

OJTが失敗する・うまくいかない原因は主に以下の3つです。

  1. 研修が形骸化する
  2. 指導する側とされる側の信頼関係ができていない
  3. 難易度の高い業務を任せている

6-1. 研修が形骸化する

OJTが形骸化すると新人社員への教育が機能せず、成長できません。形骸化の主な原因は、指導する側の負担が大きいことです。自分の通常業務に手一杯で新人社員の面倒を見られず、放置することがあります

放置された新人社員はやる気があっても何もできず、モチベーション低下につながるでしょう。また、「自分は邪魔なのではないか」と感じて退職する恐れもあります。

OJTの形骸化を防ぐには、指導する側にゆとりを持たせることが重要です。通常業務の負担を減らし、教えることに集中できるようにしましょう。

6-2. 指導する側とされる側の信頼関係ができていない

指導する側とされる側に信頼関係がないと、スムーズに意思疎通ができません。質問したいのに訊けない、指摘したくても伝えられないという事態が発生します。

信頼関係を築くには、相性とコミュニケーションが大切です。まずは新人社員の経歴や性格を理解し、そのうえで適切な指導役を選びましょう。OJT開始後は積極的にコミュニケーションを取れているか、上司が様子を確認してください。

6-3. 難易度の高い業務を任せている

OJTがうまくいかない原因として、難易度の高い業務を任せているケースが挙げられます。

早く実務に慣れさせたいからといって難易度の高い業務を任せると、新人社員に過度な負担がかかり、成長しにくいです。新人社員が「自分はこの仕事に向いていない」と感じ、OJT中に辞職するおそれもあります

いきなり難しい業務をやらせるのではなく、簡単な業務から時間をかけて少しずつ慣れさせていきましょう

7. OJTを成功させるためのポイント3つ

OJTを成功させるポイント

OJTを成功させるためには、以下のポイントを意識しましょう。

  1. 適切な計画を作成・実施する
  2. 明確なゴールを設定する
  3. 会社全体で取り組む

7-1. 適切な計画を作成・実施する

OJTは実施前にしっかりと計画を作成し、計画通りに実施できるよう努めましょう。計画を作っておくことで具体的なフィードバックができるようになり、新人社員のやる気につながります。

計画とずれた場合は、軌道修正や計画の立て直しをすることも大切です。市場の変化や取引先の都合、新人社員の成長のスピードなどにより、計画通りに進められないこともあります。

計画通りに進んでいるか定期的に確認し、必要があれば都度修正するようにしてください

7-2. 明確なゴールを設定する

OJTはゴールを明確にしましょう。ゴールがわかっていることで指導する側も教育しやすくなります。

ただし、難しいゴールを設定すると新人社員のモチベーションを下げるため、注意が必要です。現実的なゴールを設定するために、上司や指導する側、人事担当者の間で新人社員に求めることを共有してください。

また、定期的にゴールへの達成度をフィードバックし、新人社員が成長を感じられるよう意識しましょう

7-3. 会社全体で取り組む

OJTは指導する側に完全に任せるのではなく、会社全体で取り組みましょう。OJTはマンツーマンで指導することが多いですが、指導する側の負担も考慮しなければいけません。

必要に応じてほかの社員が指導役になったり、チーム全体で教育したりしてください。

8. OJTの方法を理解して効果的な研修をしよう

OJT

OJTとは実際に業務に取り組みながら先輩社員や上司の指導を受け、スキルや知識を身につけていく新人育成方法です。新人社員が学んだことを仕事に活かしやすい、指導する側のスキルアップにつながるなどのメリットがあります。

ただし、指導する側に過度な負担がかかるとOJTがうまくいかないリスクが高まるため、会社全体での指導を心がけてください。計画の作成やゴールの設定も大切にし、新人社員が着実に成長できるようサポートしましょう。

【従業員の評価、適切におこなえていますか?】

人事評価制度は、健全な組織体制を作り上げるうえで必要不可欠なものです。
制度を適切に運用することで、従業員のモチベーションや生産性が向上するため、最終的には企業全体の成長にもつながります。

しかし、「しっかりとした人事評価制度を作りたいが、やり方が分からない…」という方もいらっしゃるでしょう。そのような企業のご担当者にご覧いただきたいのが、「人事評価の手引き」です。

本資料では、制度の種類や導入手順、注意点まで詳しくご紹介しています。
組織マネジメントに課題感をお持ちの方は、ぜひこちらから資料をダウンロードしてご確認ください。

人事評価のebook

OHSUGI

OHSUGI

クラウド型勤怠管理システムジンジャーの営業、人事向けに採用ノウハウを発信するWebメディアの運営を経て、jinjerBlog編集部に参加。営業時代にお客様から伺った勤怠管理のお悩みや身につけた労務知識をもとに、勤怠・人事管理や給与計算業務に役立つ情報を発信しています。

人事・労務管理のピックアップ

新着記事