交通費精算で気になるガソリン代について基本的な考え方を解説
更新日: 2022.12.7
公開日: 2020.5.7
FURUYA
通勤や出張といった移動のために自分の車を使った場合、ガソリン代は全額経費として精算できるのか、どのように計算すればよいのか、悩むことも多いでしょう。
電車代やバス代とは異なり、ガソリン代は曖昧になりやすく、計算の間違いや精算ミスも起こりがちです。
本記事では、交通費精算におけるガソリン代についての考え方や計算方法を紹介します。会社ごとに独自のルールがあるケースも多いため、自社の就業規則を確認しながら読んでください。
「交通費精算で領収書が必要な場合と不要な場合って何が違うの?」
「接待に使ったタクシー代ってどの勘定科目になるの?」
「ガソリン代って交通費に含まれるの?」などなど交通費に関してちょっとした不安や疑問を感じたことはないでしょうか。
交通費精算は毎月頻繁に発生する経理業務ですが、細かいルールや規定があり、注意が必要です。
そこで今回は交通費に関するよくあるQ&Aや経理担当者が知っておくべき交通費の基本知識などを網羅的にまとめた資料をご用意しました。
交通費精算に関する情報をいつでも確認できる教科書のような形の資料になっております。
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1. 交通費精算におけるガソリン代の考え方3つの基本
ここでは、交通費精算におけるガソリン代の考え方について解説します。基本的な内容ですので、しっかりと理解しておきましょう。
1-1. 自家用車のガソリン代は走行距離に応じて支払う会社が多い
そもそも交通費精算とは、仕事のために支払った電車代やバス代などの交通費を会社に請求することです。当たり前ですが、休日に出かけた際の交通費は請求できません。
ガソリン代も同様です。出張や打ち合わせのために自家用車で移動した場合、その分のガソリン代は精算できますが、当然、プライベートの移動にかかったガソリン代は精算できません。
ただ、電車代やバス代とは異なり、ガソリン代は仕事で使用した分とプライベートで使用した分を分けるのは難しいでしょう。
そこで多くの会社では、仕事での走行距離に応じてガソリン代を支給する方法がとられています。
たとえば、走行距離1kmあたり10円などと決めておき、出張で100km移動したのであれば1,000円支払うようなイメージです。
ガソリン代は、車の燃費や社会状況によって異なりますので、社員にとって大きな不利益がないように設定することが重要です。
1-2. 社用車のガソリン代は全額経費とするのが一般的
社用車を使う場合は、仕事としての移動であることが前提のため、ガソリン代は全額経費として精算できます。
社員が給油をしたときは、領収書やレシートを提出させ、その分のガソリン代を支給します。また、社用車の利用が多い会社では、会社名義の給油用クレジットカードを準備し、社員に貸し出しているケースもあるでしょう。
関連記事:経費精算の勘定科目について種類や精算時の注意点を解説
1-3. 通勤のためのガソリン代には限度額を定める会社もある
出張や打ち合わせなどにかかったガソリン代は、基本的には会社に請求できます。ただ、通勤交通費を社員に支払う法的な義務はないため、通勤にかかったガソリン代は支払わない会社や、限度額を設けている会社もあるでしょう。
ガソリン代を請求できる限度額は、会社によって異なります。一律3万円までなどとしている会社もありますが、国税庁が設定する通勤手当の非課税限度額を基準としているケースも多いでしょう。
自家用車で通勤している場合の非課税限度額は、通勤距離によって異なります。たとえば、2〜10kmの場合は4,200円、10〜15kmの場合は7,100円、55km以上の場合は31,600円であるため、この金額をガソリン代の上限としているケースも多くあります。[注1]
このようにガソリン代の対応は会社によっても要件が異なっていたり、税額や勘定科目に関しても複雑なルールがあったりと戸惑うことが多い経費です。交通費は他にもタクシー代の対応や通勤手当に関する対応など細かな内容も必要になりますが、毎回調べて確認していると時間がかかってしまいます。
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国税庁:マイカー・自転車通勤者の通勤手当
2. 交通費精算のガソリン代を簡単に計算する方法
ガソリン代を含む交通費の精算方法は、会社の就業規則にしっかりと記載しておくことが大切です。
走行距離1kmあたりに支給するガソリン代や、通勤にかかるガソリン代の上限など、細かく設定しておきましょう。
社員は、この就業規則に基づいてガソリン代を請求します。電車代やバス代とは異なり、ガソリン代の精算は曖昧になりがちですので、経理担当者としても間違いがないかしっかりチェックすることが大切です。
2-1. 経費精算システムを導入すればガソリン代の計算も簡単
ガソリン代の計算を簡単にするために、経費精算システムを導入するのもおすすめです。
走行距離1kmあたりのガソリン代などをシステムに事前に登録しておけば、移動距離を入力するだけでガソリン代を計算できるサービスもあります。
社員の計算ミスを防ぎつつ、経理担当者のチェックの負担も軽減できるでしょう。
このように交通費精算は他の経費精算と比べて課題が多く、ミスや不正も起きやすい状況にあります。当サイトで無料配布しております「旅費交通費精算基本知識まとめBOOK」では、旅費交通費に関する起きやすい不正などの課題とそれに応じた解決方法の解説に加え、交通費の業務を効率化する情報もあわせて紹介しておりますので、経理担当者の方には大変参考になる資料となっております。資料は無料ですので、ぜひこちらからダウンロードしてご活用ください。
関連記事:経費精算システムのメリット・デメリット・選び方をまとめて解説!
3. ガソリン代の交通費精算ルールを再確認してミスを減らそう!
今回は、ガソリン代の精算における基本的な考え方を紹介しました。
走行距離に応じてガソリン代を支払う会社や、通勤にかかるガソリン代には上限がある会社も多いのですが、精算のルールは就業規則によって異なります。
まずは自分の会社の交通費精算ルールを再確認し、間違いのないようにしましょう。
ガソリン代を含む交通費精算を効率化するためには、経費精算システムの導入もおすすめです。
面倒な計算をする必要がなくなるため、社員の入力ミスを防止でき、経理担当者のストレスも減らせるでしょう。
「交通費精算で領収書が必要な場合と不要な場合って何が違うの?」
「接待に使ったタクシー代ってどの勘定科目になるの?」
「ガソリン代って交通費に含まれるの?」などなど交通費に関してちょっとした不安や疑問を感じたことはないでしょうか。
交通費精算は毎月頻繁に発生する経理業務ですが、細かいルールや規定があり、注意が必要です。
そこで今回は交通費に関するよくあるQ&Aや経理担当者が知っておくべき交通費の基本知識などを網羅的にまとめた資料をご用意しました。
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