新幹線乗車後にできる領収書発行手続きを分かりやすく解説
更新日: 2022.12.7
公開日: 2021.1.15
FURUYA

ビジネスパーソンの方であれば、出張で新幹線を利用し、その後で領収書をもらっていないことに気づくことがあるかもしれません。
切符を購入したときに領収書をもらえれば何の問題もありませんが、乗車後となると領収書をもらえるか心配になるでしょう。
新幹線乗車後にできる領収書の発行手続きについて解説します。
「領収書がたくさんあって、管理しきれずに困ってる」
「経費精算の際に、申請書類と領収書のチェックに時間がかかる」
「電子化するためにシステム検討を始めたが、何からはじめたらいいかわからない」
「電子化したいが、電子帳簿保存法をしっかり理解できず困っている」
など領収書管理に関してお悩みではないでしょうか。
法改正もすすみ、中長期的には領収書を電子化することがのぞましいでしょう。領収書を電子化するためには電子帳簿保存法に対応した経費精算システムを導入することが最も効率的です。当サイトでは電子帳簿保存法に対応したシステムでどこまで業務が効率化できるかをまとめた資料をご用意しております。資料は無料でダウンロードできますので、中長期的にシステムを検討したい方は是非ご覧ください。
1. 新幹線乗車後にできる領収書発行手続き

新幹線に乗車した後に領収書を発行してもらうためには手続きが必要となります。
ではケース別に領収書を発行してもらうための手続きを見ていきましょう。
1-1. 切符を購入した駅と到着駅が同じJRのエリアの場合
まずは切符を購入した駅と新幹線の到着駅が同じJRのエリアであった場合を考えます。
たとえば切符を購入した駅がJR東日本の駅で、到着駅もJR東日本のエリア内の駅であるケースです。もし同じ2つの駅がJRのエリア内であれば、改札を出る前に係員に領収書の発行を依頼しましょう。
ここで重要なのは、改札を出る前に発行してもらわなければならないという点です。
自動改札を出てしまうと切符が回収されてしまっているため、切符を購入したことを証明できません。
必ず改札を出る前に領収書を発行してもらいましょう。
1-2. 切符を購入した駅と到着駅が異なるJRのエリアの場合
続いて切符を購入した駅と到着駅が異なるJRのエリアにあるケースです。
たとえばJR東日本のエリアにある駅で切符を買い、JR東海のエリアにある駅で降車した場合などが考えられます。
このケースでは、自動改札をとおる前であっても領収書を発行してもらうことはできません。
国内に存在するJR会社は6社あり、それぞれが異なる会社です。鉄道会社に限らず、他社で購入された商品の領収書を発行する企業はありません。JRも同様に、会社が異なれば領収書は発行されないのです。
そこで利用できるのが係員に押してもらう無効印です。
無効印とは使用済み切符に押されるスタンプです。無効印があれば旅客は自動改札機に切符を通さず持ち帰ることができます。
無効印が押された切符を持って切符を購入した駅に戻り、領収書の発行を依頼すれば領収書がもらえるでしょう。
2. 新幹線の領収書をWEBで発行する2つの方法

新幹線の切符を窓口で購入するのであれば、その場で領収書の発行を依頼できますが、インターネットを使って切符を購入する場合はそれができません。
では新幹線の領収書をWEBで発行するためにはどうすればよいのでしょうか。
2-1. 領収書のデータを保存しておく
もっとも一般的な方法は、領収書のデータを保存しておくという方法でしょう。
JR各社はインターネットで切符を予約できるシステムを持っています。
窓口に行く手間がなくなるので非常に便利な方法です。インターネットで切符を購入すると、「予約照会」などのページから領収書を表示できます。領収書に記載する宛名を入力し領収書を表示すると、印刷したときのイメージを確認できます。これをそのまま印刷することもできますが、可能であればデータとして保存しておきましょう。印刷がうまくいかなかったり、印刷した領収書を紛失してしまったりしたときには、再度領収書を印刷できるからです。
2-2. EX-ICサービスを利用する
JR東海やJR西日本では、切符を受け取らずにEX-ICカードだけで新幹線に乗車できるEX-ICサービスを提供しています。
スマートフォンやパソコンで予約すれば、切符の発券なしに新幹線に乗車可能です。
この場合には乗車する際に改札から出てくるICご利用票が、領収書を発行するために必要です。
EX-ICサービスのページにアクセスして、領収書表示サービスを使えばWEBで領収書を発行できます。
ICご利用票があれば、自宅や勤務先のパソコンから領収書をダウンロードもしくは印刷できるのでとても便利です。さらにICご利用票を持っていれば新幹線の車内でも領収書を発行してもらえます。
3. 新幹線の領収書発行の期限はとくになし

結論からいうと、新幹線の領収書を発行してもらうための期限はとくに決められていません。つまりいつでも過去の新幹線の切符に関して領収書を発行してもらえるということです。
ただしどのような切符を購入したかを確認できる書類などを、切符を購入した駅と同じ駅の窓口か、所属するJRのエリアが同じ駅の窓口に提示する必要があります。
切符の購入を確認できる書類とは、無効印が押された切符やクレジットカードの利用明細などが該当します。
切符を確かに購入したことが証明されれば、領収書がまだ発行されていないことを確認したうえで、「〇月〇日領収分」と切符を購入した日に領収した旨を記載した領収書が発行されます。
領収書発行を依頼した日の領収分とはならないことに注意しましょう。
関連記事:領収書の日付でよくある悩みの解決方法をケースごとに解説
4. 新幹線乗車後でも領収書発行は可能

切符の購入時に領収書をもらえなくても、乗車しているときに気づけば領収書を発行してもらうことは可能です。
切符や購入したことを証明できる書類を持っていれば問題ないので、慌てずに領収書発行を依頼しましょう。
「領収書がたくさんあって、管理しきれずに困ってる」
「経費精算の際に、申請書類と領収書のチェックに時間がかかる」
「電子化するためにシステム検討を始めたが、何からはじめたらいいかわからない」
「電子化したいが、電子帳簿保存法をしっかり理解できず困っている」
など領収書管理に関してお悩みではないでしょうか。
法改正もすすみ、中長期的には領収書を電子化することがのぞましいでしょう。領収書を電子化するためには電子帳簿保存法に対応した経費精算システムを導入することが最も効率的です。当サイトでは電子帳簿保存法に対応したシステムでどこまで業務が効率化できるかをまとめた資料をご用意しております。資料は無料でダウンロードできますので、中長期的にシステムを検討したい方は是非ご覧ください。
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