【採用担当者必読】入社手続きのフロー完全マニュアルを公開 - ジンジャー(jinjer)|人事データを中心にすべてを1つに

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【採用担当者必読】入社手続きのフロー完全マニュアルを公開

人事・採用担当者にとって、従業員を採用した際におこなう入社手続きは重要な業務のひとつです。新入社員がスムーズに入社できるよう、採用担当者は然るべき手続きをおこない、受け入れ体制を整える必要があります。

そこで今回は、採用担当者がおこなう従業員の入社手続きの流れや、手続きに必要な書類、注意すべきポイントなどをまとめたマニュアルを一挙公開します。

入社手続きマニュアルを無料配布中!

入社手続きは確実に対応する必要がありますが、社会保険の資格取得手続きや雇用契約の締結など対応しなくてはならない項目が多く、漏れや遅れが発生してしまうこともあるのではないでしょうか。

当サイトでは、入社手続きに必要な書類や入社手続き業務のフローをまとめた「入社手続き完全マニュアル」を無料配布しております。

「チェックしながら抜け漏れや遅滞なく入社手続きをおこないたい」という方は、ぜひこちらから資料をダウンロードしてご覧ください。

1. 採用担当者がおこなう入社手続きの手順

新しい人材を採用した際、担当者がおこなうべき入社手続きの流れをご紹介します。

1-1. 入社手続きに必要な書類を提出してもらう

入社手続きをおこなうにあたり、新入社員からいくつかの書類を提出してもらう必要があります。どんな書類が必要かはケースによって異なりますので、あらかじめリストにして入社予定の方に渡しておきましょう。

入社手続きに必要な書類について、詳しくは後述します。

1-2. 法定三帳簿を作成する

法定三帳簿とは、労働基準法および同法に基づいたガイドラインによって作成・保管が義務づけられている労働者名簿・賃金台帳・出勤簿のことです。

それぞれの法定帳簿の特徴は以下の通りです。

労働者名簿:従業員の氏名や年齢、住所などの個人情報を記載した名簿

賃金台帳:賃金計算の基礎となる事項や賃金の額、賃金計算期間など、賃金にまつわる項目を記載した台帳

出勤簿:従業員の出勤日や労働日数、労働時間数などを記した帳簿

これらの帳簿は3年間の保存が義務づけられており、違反するとそれぞれ30万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

法定三帳簿は、人事異動の検討に用いられたり、適正な賃金を支払っているかどうかチェックするために使用したりする大切な帳簿ですので、新入社員を採用したら忘れずに作成しておきましょう。

1-3. 社会保険の加入手続きをおこなう

常時5人以上の従業員を使用する事業所(農林漁業、サービス業など一部除く)、または常時従業員を使用する法人は、法律によって社会保険(健康保険と厚生年金)への加入が義務づけられています。

上記の条件に該当する場合は、年金事務所または健康保険組合に対し、「健康保険・厚生年金被保険者資格取得届」を提出する必要があります。

提出期限は雇用の開始から5日以内と制限があるので、新入社員を採用したら速やかに手続きを開始しましょう。

1-4. 雇用保険の加入手続きをおこなう

管轄のハローワークで「雇用保険被保険者資格取得届」を提出し、雇用保険の加入手続きをおこないます。

提出期限は、雇用した日の翌月10日までなので、こちらも採用が決まったら優先的に手続きを済ませる必要があります。

1-5. 給与・住民税の申告をおこなう

従業員の住民税を給与から納税(特別徴収)する場合は、「給与支払報告・特別徴収にかかる給与所得者異動届書」を提出し、申告手続きをおこないます。

書類は住民税の納付先の市町村役場に提出しましょう。

1-6. 入社日の当日までに受け入れ準備を済ませておく

入社手続きには、必要書類の作成や回収だけでなく、新入社員への案内も含まれています。入社日当日の持ち物や就業場所、時間についても正しく案内しておきましょう。

また、社内での受け入れ準備も必要です。配属先が決まっている場合は、部署内の社員に通達するとともに、デスクや椅子、キャビネットなどの手配をおこないます。また、当日にすぐ業務に取り掛かるのか、研修をおこなうのかもすり合わせておく必要があるでしょう。

2. 入社手続きに必要な書類一覧

入社手続きの際、従業員に用意してもらう必要がある書類をまとめました。

2-1. 年金手帳

厚生年金への加入手続きに必要な書類です。年金手帳の写しを提出してもらうことが多いです。

2-2. 雇用保険被保険者証

雇用保険加入手続きに必要な書類です。退職時に前の職場から交付されているはずなので、提出を求めましょう。

新卒者の場合は不要です。

2-3. 源泉徴収票

年末調整に必要となる書類です。雇用保険被保険者証と同じく、退職時に前職場から交付されるものなので、年内に採用する場合は提出してもらいます。

年を越してから入社する場合は不要です。

2-4. 扶養控除等申告書

所得税や住民税などに必要な書類です。会社ごとに申告書が用意されていますので、従業員に渡し、必要事項を記入・捺印してもらいましょう。

なお、扶養控除等申告書は、扶養家族の有無にかかわらず、全員に提出してもらいます。

2-5. 健康保険被扶養者(異動)届、国民年金第3号被保険者資格取得届

採用する従業員に配偶者や子などの家族がいる場合に必要となる書類です。扶養する家族がいない場合は提出を求める必要はありません。

2-6. マイナンバー

雇用保険や社会保険の加入時に必要です。マイナンバーカードまたは、マイナンバーがわかる通知カードの写しを提出してもらいます。

2-7. 給与振込先の届出書

給与振込先を届け出るための書類です。会社ごとに用意されている届出書を渡し、必要事項を記入したうえで提出してもらいます。万全を期するなら、振込先口座のコピーの提出を求めてもOKです。

その他、会社の就業規則によっては、健康診断書や身元保証書などの提出を求めるケースもあります。

当サイトでは、これまで紹介した入社手続きの手順や必要な書類などを詳しく解説した「入社手続きマニュアル」を無料配布しています。 入社手続き対応でお困りの担当者の方は、ぜひこちらからダウンロードしてご覧ください。

3. 提出期限に注意!入社手続きで押さえておくべきポイント

入社手続きをおこなうにあたり、特に注意しておきたいのが必要書類の提出期限です。

前述の通り、雇用保険や社会保険の手続きには期限が設けられていますので、雇用を開始したらすぐにでも手続きを始める必要があります。

もし手続きの期限を大幅に過ぎてしまった場合、雇用保険では雇用開始日から手続き日までの全期間分の賃金台帳と出勤簿を提出すると共に、遅延理由書を作成・提出する必要があります。

一方、社会保険の場合も、本来の提出期限から60日以上経ってから手続きする場合は、賃金台帳や出勤簿の提出が必要です。

いずれの場合も、手続きが遅れると余計な手間がかかるうえ、従業員にも迷惑が掛かってしまいますので、すみやかに手続きを始めることが大切です。

4. 入社手続きの流れをつかんでスムーズに行動しよう

入社手続きは、従業員の雇用保険や社会保険に関わる大切な業務ですので、迅速かつ適切に処理しなければなりません。しかし入社手続きには、さまざまな書類が必要で、手続きも様々です。もし従業員が多くなったり、出入りの激しい場合は、今はよくても後々大変になってくるでしょう。

システムを導入することで工数削減ができますので、早めの導入がおすすめです。電子化のメリットとデメリットが気になる方はぜひこちらの記事をご覧ください。

参考記事▶入社手続きを電子化するメリット・デメリットを徹底解説

特に提出期限が設けられている手続きは優先的に着手し、新入社員が安心して働ける環境を整えておきましょう。

入社手続きマニュアルを無料配布中!

入社手続きは確実に対応する必要がありますが、社会保険の資格取得手続きや雇用契約の締結など対応しなくてはならない項目が多く、漏れや遅れが発生してしまうこともあるのではないでしょうか。

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