タレントマネジメントの5つのメリットと3つのデメリット - バックオフィスクラウドのジンジャー(jinjer)

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タレントマネジメントの5つのメリットと3つのデメリット

タレントマネジメントを利用すると人材情報が可視化されて一元管理されることで、多くの恩恵を享受できます。また、タレントマネジメントによるメリットは、人事活動のあり方にも影響を与える可能性があると言えるでしょう。

本記事では、タレントマネジメント導入によるメリットやタレントマネジメントが人事に及ぼす影響などについて、説明します。

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1. タレントマネジメントを導入する5つのメリット

企業ではこれまでも人材管理を行ってきましたが、新たにタレントマネジメントを導入することにはメリットがいくつもあります。タレントマネジメントを導入することによるメリットを、以下でいくつか説明します。

1-1. 従業員に対して適材適所の配置が可能になる

タレントマネジメントでは、社員の能力やスキル・これまでの業務経験や行動特性などを一元的に管理します。そのため、社員一人ひとりをいろいろな側面から捉えられるようになるので、人事異動において適材適所の配置が可能になります。

たとえば能力と行動特性がバラバラに管理されている場合、同等の能力を持つ社員が2人いた場合、新たに空いたポストにそれらの社員のうちどちらを昇進させるかで迷うかもしれません。

しかし片方の社員は主に自分の力で難しい局面を打破していくのに対して、もう片方の社員は周囲を巻き込みながら協働してプロジェクトを前に進めていく、というような行動特性も同時に分かっていれば、人員配置も容易に行えます。

1-2. 社内で埋もれている人材発掘に役立てられる

タレントマネジメントでは、数字や表彰経験といった形式で表すことが難しいような能力・スキルを管理することも可能です。

たとえば人の上に立つポジションに求められるリーダーシップや、多くの部署と関わりを持ちながら仕事を行うポジションに求められる協調性などは、テストや資格などでは測りにくいものですが、重要な能力であることは間違いありません。

タレントマネジメントでそういった個人のスキルを把握できるような項目設定をすることで、将来のリーダーや経営者候補を見つけられる可能性が高まるでしょう。

社員自身がそういった能力を自覚していない場合でも、タレントマネジメントを行うことによって社員自身に気付きの場を提供することにもなります。

1-3. 事業展開をスピーディーにおこなえる

適材適所の人員配置は、タレントマネジメントを行わずとも社員それぞれの能力などをきちんと精査すれば、できないわけではありません。

しかしそれには、本人および上司や同僚などの周囲の人間に対する調査が必要なため、えてして時間がかかってしまいがちです。

マーケットが刻一刻と変化し、新しい技術が矢継ぎ早に表れ、消費者の興味・関心がころころ変わる環境においては、事業展開を行うのに時間をかけている余裕はありません。

タレントマネジメントを導入することで、新規事業の立ち上げを決めた後の人員配置をスムーズに行えるようになるので、スピーディーな事業展開が可能になります。

1-4. 社員のモチベーション維持・向上につながる

社員一人ひとりに適切な職責や職務を与えたうえで、社員の能力やスキルに応じた仕事を割り振ることができるので、社員のモチベーション維持・向上につながります。

社員は「自分の能力を最大限に発揮できる(発揮しなければ置いていかれる)」と感じられる環境に身を置くことができるので、仕事に不満もなくなります。

その結果、社員の離職・転職を防ぐことにもつながり、人材の流出を防ぐことにもなります。ただしそのためには、タレントマネジメントを正しく使いこなす必要があることは、肝に銘じておかなければなりません。

1-5. 社員がキャリアパスを自身で構築できる

タレントマネジメントでまとめられるデータは、社員自身でも確認することができます。

そのため、社員が自分はどのような能力に秀でているのか、どのような点が足りないのかを客観的に判断できるので、社員自身の成長にも役立ちます。

社員が今後のキャリアパスを考える際は、自身の希望ベースで考えることもあれば自身の能力ベースで考えることもあります。自身の能力ベースで考える場合であれば、タレントマネジメントでまとめられたデータはキャリアパスの形成に大きく役立つと言えるでしょう。

2.タレントマネジメントのデメリット

前章では、タレントマネジメントのメリットをご紹介しました。

しかし、タレントマネジメントには導入までに、いくつかの懸念されるデメリットがあります。

2-1.データが正しく集まらない

タレントマネジメントは、社員1人ひとりのデータが正確に集まっていることが前提になっています。

タレントマネジメントについての理解が社員に浸透していなければ、正確なデータを集めることは難しいでしょう。

よって、タレントマネジメントを導入する際は、社員にタレントマネジメントの目的やメリットを理解してもらう必要があります。

2-2.活用できるかイメージができない

第1章で、タレントマネジメントの5つのメリットについて解説しました。

しかし、タレントマネジメントを初めて導入する際には、本当に活用できるかどうか不安に感じるでしょう。

タレントマネジメントの効果を最大化するには、社員のデータを蓄積するなどの準備が必要です。

関連記事:タレントマネジメントの効果を向上させるための3つの秘策とは?

2-3.項目が多すぎると管理に時間がかかる

タレントマネジメントでは、社員を適切に把握して適材適所の人員配置を行うためにそれぞれの社員を指標ごとに評価・判断しますが、この指標を一般的に「項目」と呼びます。

しかし、この項目が多すぎてしまうと管理するのに手間がかかってしまいます。

よって、タレントマネジメントを導入する前に、人事課題を要素分解し、どのような項目をもって社員を評価・管理すべきかを事前に決めておくことが重要になります。

関連記事:タレントマネジメントの導入においてチェックすべき5つの項目

3. タレントマネジメントのメリットが人事に及ぼす影響

タレントマネジメントにはこれまで説明してきたように多くのメリットがありますが、これらのメリットが人事に及ぼす影響もさまざまです。

人材の活用は人事における重要なミッションのひとつですが、そのためには今いる社員の能力を伸ばすことも重要ですし、会社に足りていない能力を有する社員を採用することも同様に重要です。

しかしこれらを達成するためには大前提として、「社員それぞれの能力やスキル」と「会社が必要としている能力やスキル」を正確に把握しておかなければなりません。

タレントマネジメントはまさにそのことを可能にするためのもので、会社および社員の将来を見据えたうえでの育成や採用ができるようになります。

また、社員の能力やスキルを把握するためにはそれぞれの社員の上司などによる評価や査定が有効ですが、所属部署によって評価・判断の基準が異なる場合があります。

そのため、ある部署で「決断力◎」と評価された人材よりも、他の部署で「決断力○」と評価された人材のほうが決断力が優れているといったことが起きえます。

評価軸の不公平性や不均一性は人材配置にとってのバイアスとなりかねませんが、タレントマネジメントを導入すれば、所属部署や上司に依存しない公平な評価や査定が可能です。

3. タレントマネジメントのメリットを生かした人事のあり方

タレントマネジメントを導入すると人材情報を可視化・一元管理できますが、重要なことはそのような人材情報をどのように活用するかということです。

人材配置を行う場合は、会社や部署がもとめる能力・スキルをはっきりとさせたうえで、そのスキルを有する社員を採用・配置する必要があります。

タレントマネジメントを活用することで、そのマッチングをうまく行うことが可能になるので、会社と社員の双方にとってwin-winの選択ができるようになります。

また、社員同士の能力やスキルの比較も容易に行えるので、空いたポジションへの候補となる社員が複数いたとしても、最適な選択を行うことができます。

社員が有する能力が会社が求める水準に満たないこともありますが、そのような場合でも的確な育成方針を立てて人材育成を行えます。

そして何よりも重要なことは、人材情報が可視化・一元管理されていることで、こういった人事上の判断をスムーズに行えるということです。

タレントマネジメントのメリットを最大限に生かすことができれば、人事は会社を成長させるための役割を今以上に担えることになります。

4. タレントマネジメントシステムの主な機能

タレントマネジメントを効率化するために、「タレントマネジメントシステム」を導入している企業は多くあります。

本章では、タレントマネジメントシステムの主な機能をご紹介します。

4-1.従業員のスキル情報を一元化

タレントマネジメントシステムでは、特定の社員の能力・現状の人員配置・経歴・評価面談の記録など、分散したプロファイルを一元管理できる人材データベースの管理構築ができます。

また、タレントマネジメントシステムでは、社員のデータを正確に集めるために、アンケート機能が搭載されています。

従業員満足度を計測するためのアンケートや、研修受講後のアンケートなど、様々なアンケートを作成することで、データベースにより社員の正確な情報を蓄積することができます。

4-2.データ分析機能

登録された情報をもとに分析し、データを人事評価ができる状態にしていきます。

タレントマネジメントシステムには、過去の経験や評価内容の推移なども参照しつつ、各従業員のスコアを付けていく機能が備わっています。

システムによっては、データ分析でスキル情報をグラフや表にして可視化、レポートとして抽出もでき、経営陣や上司への報告に役立ちます。

4-3.目標管理機能

目標管理機能は、人材評価の指標や実績を管理する機能です。

社員の歩みたいキャリアによって目標を設計し、四半期や月単位など必要なタイミングでフィードバックをします。

社員1人ひとりの目標と実績を一元管理しているため、良かった点や課題が明確化され、フィードバックもしやすくなります。

また、タレントマネジメントシステムを導入すると、個人単位やグループ単位での目標管理も可能になります。

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大杉結希

大杉結希

クラウド型勤怠管理システムジンジャーの営業、人事向けに採用ノウハウを発信するWebメディアの運営を経て、jinjerBlog編集部に参加。営業時代にお客様から伺った勤怠管理のお悩みや身につけた労務知識をもとに、勤怠・人事管理や給与計算業務に役立つ情報を発信しています。

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