パルスサーベイとは?目的や実施するメリットをわかりやすく解説
更新日: 2025.12.1 公開日: 2022.11.9 jinjer Blog 編集部

離職防止やエンゲージメント向上のために、従業員の状態をいち早く察知し、組織課題を早期解決に導くことが求められています。そうしたニーズに応える手法として、多くの会社が導入を進めているのが「パルスサーベイ」です。
この記事では、パルスサーベイの目的や特徴、実施するメリットや導入手順をわかりやすく解説します。
従業員の定着率の低さが課題の企業の場合、考えられる要因のひとつに従業員満足度の低さがあげられます。
従業員満足度を向上させることで、従業員の定着率向上や働くモチベーションを上げることにもつながります。
しかし、従業員満足度をどのように測定すれば良いのか、従業員満足度を知った後どのような活用をすべきなのかわからないという人事担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方に向けて当サイトでは、「従業員満足度のハンドブック」を無料でお配りしています。
従業員満足度調査の方法や調査ツール、調査結果の活用方法まで解説しているので、従業員のモチベーション向上や社内制度の改善を図りたい方は、ぜひこちらから資料をダウンロードしてご活用ください。
1. パルスサーベイとは?


パルスサーベイとは、従業員のコンディションや職場への満足度を短い質問で定期的に把握するための調査手法です。
パルスサーベイのパルスとは、脈拍を意味しており、脈拍を定期的に測るように従業員の状況をこまめに確認します。月次や週次など短いスパンで繰り返し実施するのが特徴で、「短い間隔で、簡易的におこなう」という実施スタイルを意味します。
パルスサーベイの質問数は、5〜10問ほどのシンプルなアンケート形式が一般的です。なお、従業員の本音をより探りたい場合は匿名で実施してもよいでしょう。
1-1. パルスサーベイの目的
パルスサーベイの目的は、従業員の変化をいち早く察知し、組織課題を早期に発見・対応することです。年1回の従業員満足度調査では見えにくい、モチベーションの低下やマネジメント上の課題を短いサイクルで継続的に把握できる点が特徴です。
また、結果をもとに素早く改善策を実行することで、「会社が従業員の声を定期的に聴いている」という信頼感が生まれ、エンゲージメント向上にもつながります。
定点的な対話の仕組みこそが、パルスサーベイを実施する最大の目的といえます。
1-2. センサスサーベイとの違い
パルスサーベイと比較される実施形態として、センサスサーベイがあります。センサスサーベイは、年に1回または半年に1回程度、全従業員を対象におこなわれる大規模な従業員調査です。
質問数は50〜150問程度で、組織課題を多角的かつ網羅的に分析することを目的に実施されます。
- 両者の違い
-
- センサスサーベイ: 年1回など低頻度で実施し、全社的な課題や傾向を把握する
- パルスサーベイ: 週・月1回など高頻度で実施し、従業員の状態変化をタイムリーに確認する
センサスサーベイで全体像を把握しつつ、パルスサーベイでリアルタイムに状況把握をおこなうなど、両者を組み合わせて実施してもよいでしょう。
関連記事:組織サーベイとは?実施する目的や種類、メリット・デメリットを徹底解説
1-3. 社内アンケートとの違い
パルスサーベイと社内アンケートはいずれも従業員の声を集める仕組みですが、目的や活用タイミングが異なります。
社内アンケートは、職場環境や制度、福利厚生などに関する幅広い意見を把握するための一時的な調査です。例えば、「新制度導入後の反応を確認したい」といったタイミングで実施されることが多いです。
一方、パルスサーベイは従業員の状態を継続的にモニタリングするための仕組みです。数問の簡単な設問を毎月・毎週といった短いサイクルで繰り返すことで、モチベーションの変化や組織の兆候を早期に把握できます。
そのため、定期的なパルスサーベイで日常的な変化を追い、必要に応じて社内アンケートで詳細を深掘りするという使い分けが効果的です。両者を組み合わせることで、現場の声をより正確に捉え、組織改善のスピードを高められるでしょう。
2. パルスサーベイの利用シーン


パルスサーベイの利用シーンを見ながら、より具体的な活用方法について理解を深めていきましょう。ここでは、パルスサーベイの利用シーンを4つご紹介します。
2-1. 組織状況の定点チェックをしたいとき
パルスサーベイは、組織の現状を定期的に確認したいときに最もよく活用されます。短いスパンで調査を繰り返すことで、従業員の満足度やモチベーションの変化をリアルタイムで可視化できるためです。小さな不満や課題をタイムリーに把握できれば、問題が大きくなる前に対応できる点がメリットといえます。
また、従業員の意識や心理状態は、職場環境の変化や人間関係、プライベートの影響などによって日々変化します。パルスサーベイを定期的に実施することで、従業員のささいな変化にも重大な問題になる前に気づくことができるでしょう。
2-2. 新人のオンボーディング実施時
新卒・中途問わず、新入社員のオンボーディングでも、パルスサーベイは有効活用できます。オンボーディングは、新入社員の早期離職を防止し、即戦力化することを目的とした重要な施策です。
入社直後は新しい環境や人間関係に慣れず、不安やストレスを感じやすい傾向にあります。この時期にパルスサーベイを活用することで、新入社員の心理状態を客観的に把握し、早めのフォローにつなげられます。
さらに、パルスサーベイを通じて従業員が自分の状況を振り返ることは、本人の内省のきっかけにもなります。入社時から継続的に回答を重ねていけば、感情やモチベーションの変化を自覚しやすくなり、メンタル不調の兆しを本人・上司の双方が早期に察知できる可能性も高まるでしょう。
このように、パルスサーベイは「自分を見つめ直す習慣」を促し、健全な状態を保ちながら長期的に活躍できる基盤づくりを支援します。
2-3. 人事施策の効果検証をしたいとき
新しい人事施策や制度変更の効果を確認する際にも、パルスサーベイは有効です。
実施した人事施策が、必ずしもすべての従業員にとって有効とは限りませんし、新制度や評価制度の導入後、従業員がどう感じているかは時間の経過とともに変化します。
施策の直後や一定期間後に、短いスパンでサーベイを実施することで、現場での受け止め方や定着度をリアルタイムに把握できます。
このように、パルスサーベイを活用すれば、施策の効果検証と従業員へのフォローを同時におこなうことができるでしょう。
2-4. 従業員のストレスチェックをしたいとき
パルスサーベイを継続的におこなうことで、従業員のストレスやメンタル不調の兆しを早期に発見できます。早めに対応することで、生産性やモチベーションの低下、休職・離職といったリスクを防ぐことが可能です。
ただし、パルスサーベイは簡易的なストレスチェックとして実施できますが、労働安全衛生法で義務づけられた法定ストレスチェックとは目的が異なります。パルスサーベイはあくまで補完的な役割として、日常的なメンタルケアや予防的なマネジメントに活用するのが望ましいでしょう。
3. パルスサーベイのメリット


パルスサーベイを導入し、リアルタイムに従業員の状況を把握することは、従業員と会社の双方にメリットがあります。
ここでは、会社にとってのメリットを3つ解説します。
3-1. 従業員の満足度がタイムリーに把握できる
パルスサーベイは月1回〜週1回程度と短いスパンで実施する点が特徴です。そのため、従業員が抱えている労働環境・待遇・人間関係などの悩みをリアルタイムで把握できます。早期に課題を特定し、迅速に対応することで、退職などの大きな問題を未然に防ぐ効果が期待できるでしょう。
一見すると何も問題なく業務をこなしているように見える従業員でも、実際は悩みや課題を抱えていることもあります。さらに、自分自身でも気づいていない小さなストレスや不満があるケースも少なくありません。
パルスサーベイを定期的におこなうことで、そうした変化を見逃さず、早期にフォローできる体制を整えられます。
3-2. 自社内でコストを抑えて実施しやすい
大規模な従業員満足度調査は、外部の調査会社に委託が必要になる場合があります。一方、パルスサーベイは設問数が少なく設計もシンプルなため、自社内で手軽に運用できることが多いです。
近年は一般的に、メールやチャットを通じてサーベイのURLを共有し、オンライン上で回答を収集します。調査用紙の印刷や記入といった手間をかけずに、低コストで実施可能です。
また、従業員側の負担も軽く、従業員の業務を妨げにくい点もパルスサーベイのメリットでしょう。
3-3. エンゲージメントが向上する
パルスサーベイを通じて、従業員の声を迅速に拾い上げ、フォロー体制を整えることができます。悩みや不安を早期に解消できれば、従業員は「自分の意見を会社が大切にしてくれている」と実感し、信頼感やエンゲージメントが高まります。
エンゲージメントの向上は、生産性や定着率の向上にも直結する重要な要素です。常に健全な組織状態を維持するためにも、パルスサーベイを定期的に実施し、現場の声を継続的に把握することが大切です。
関連記事:エンゲージメントとは?ビジネス上の意味や高める方法を徹底解説
4. パルスサーベイのデメリット


メリットや活用方法がたくさんあるパルスサーベイですが、注意すべき点もあります。3つの具体的な例を紹介します。
4-1. 従業員の負担になる場合がある
パルスサーベイは、リアルタイムで従業員の状態を把握するために週1回〜月1回程度の高頻度で実施することが推奨されています。大規模なサーベイと比べると従業員の1回当たりの負担が軽くなるといわれますが、一方で、実施頻度の高さから負担に感じてしまう従業員はゼロではありません。
この負担を軽減するには、短時間で簡単に回答できる設計がポイントです。例えば、1〜2分で回答できる選択式の設問にする、紙ではなくオンラインで完結できるようにするなど、回答の手間を最小限にする工夫が重要です。
4-2. 運用・分析の工数がかかる
パルスサーベイは高頻度で実施するため、人事担当者や管理職に一定の運用負荷がかかります。サーベイは実施して終わりではなく、結果の分析・集計をおこない、組織課題の特定や改善施策の立案につなげることが欠かせません。
そのため、特に導入初期は、データ分析の仕組みづくりや運用体制を整えるまでに時間や工数がかかる場合があります。専用ツールの導入や分析業務の自動化を検討することで、負担を軽減できるよう心掛けるとよいでしょう。
4-3. 実態把握に限度がある
パルスサーベイは、短時間で回答できるよう質問数を絞って設計されているため、従業員の本音や課題の背景までは十分に把握できない場合があります。質問が表面的になりやすく、サーベイ結果だけでは問題の根本原因を特定しにくい点がデメリットです。
特に、感情的なテーマや人間関係など複雑な課題を正確に把握するには限界があります。そのため、年1回のセンサスサーベイや1on1面談などと併用し、定量と定性の両面からフォローすると効果的です。
5. パルスサーベイの質問項目例


パルスサーベイの質問は、次の4つの観点に応じて作成するとよいでしょう。
- 従業員幸福度・メンタルヘルスに関する項目
- 経営理念・ビジョンの共感に関する項目
- 業務・仕事内容に関する項目
- 職場環境に関する項目
ここからは、それぞれの観点での質問例を紹介します。なお、項目や質問はあくまで一例のため、自社の課題やサーベイの目的に合わせてカスタマイズすることが大切です。
5-1. 従業員幸福度・メンタルヘルスに関する項目
従業員幸福度やメンタルヘルスとは、従業員が仕事や職場にどの程度満足し、充実感や幸福感を得ながら心身ともに健やかに働けているかを測る指標です。
この項目を調査することで、従業員が何にやりがいを感じ、どのような点に不満を抱いているかを把握でき、モチベーション向上に活かすことができます。
また、仕事のやりがいや成長実感に加え、ストレスなく安心して働ける環境が整っているかを確認することで、従業員のエンゲージメントやコンディションの変化を早期に察知できます。定期的に実施することで、不調の兆しを見逃さず、健全な職場づくりにつなげることが可能です。
<質問例>
- 働くことに喜びややりがいを感じていますか?
- 自分のスキルを十分に発揮できていますか?
- 最近、仕事を通じて嬉しい出来事はありましたか?
- 自分の意見が職場で尊重されていると感じますか?
5-2. 経営理念・ビジョンの共感に関する項目
会社の方向性を共有し、同じ目標に向かって進むためには、従業員が経営理念やビジョンを理解し、共感していることが重要です。経営理念やビジョンの浸透度を測れば、組織としての一体感や価値観の共有度を確認できます。
<質問例>
- 会社のビジョンや方針に共感していますか?
- 経営目標や方針を理解していますか?
- 会社の文化や価値観が浸透していると感じますか?
- 組織としての成長を実感していますか?
5-3. 業務・仕事内容に関する項目
従業員の生産性向上やモチベーション維持を図るためには、業務内容に関する質問が欠かせません。
従業員が自分の業務を負担に感じていないか、個々の特性に合った仕事が割り振られているかを確認しましょう。また、チームや部署全体の業務量や負荷のバランスを把握することも重要です。
<質問例>
- 現在の業務にやりがいを感じていますか?
- 自分の強みを活かせる業務を任されていますか?
- 業務量は適切だと感じますか?
- 業務の成果が適切に評価されていると感じますか?
5-4.職場環境に関する項目
職場環境の項目では、従業員が安心して働ける環境が整っているか、コミュニケーションが円滑に行われているかを確認します。仕事とプライベートのバランス、上司・同僚との関係性、職場の雰囲気などは、パフォーマンスや定着率に大きく影響します。
従業員が自分の意見を尊重され、挑戦を後押しされる環境であるほど、エンゲージメントや生産性が高まるでしょう。
<質問例>
- 職場の雰囲気は快適だと感じますか?
- 上司や同僚とのコミュニケーションは円滑ですか?
- 自分の意見や提案が尊重されていると感じますか?
- 仕事とプライベートのバランスは取れていますか?
- チームの連携やサポート体制に満足していますか?
6. パルスサーベイの実施方法


サーベイは、目的設定から結果の活用まで一連の流れを事前に設計しておくことが大切です。適切な準備と運用をおこなうことで、従業員の状態を正確に把握し、改善につながるデータを得ることができます。ここでは、パルスサーベイの具体的な実施手順についてご紹介します。
6-1. 実施目的を定めて調査票(質問)を作成する
パルスサーベイを成功させるうえで最も重要なのは、「何を把握したいのか」目的を明確にすることです。目的が曖昧なままでは、質問内容が散漫になり、得られた結果を活用しにくくなります。
パルスサーベイの実施目的を定めたうえで、それに沿った質問を作成しましょう。また。回答しやすく、集計しやすい形式を意識することも大切です。
Yes/No形式や5〜10段階評価などの定量的な設問は、短時間で答えやすくおすすめです。
一方で、より具体的な意見や改善案を集めたい場合は、自由記述欄を設けて従業員の声を拾うとよいでしょう。
6-2. 社内周知をして調査を実施する
パルスサーベイは、従業員の状態を把握し、組織改善につなげることを目的とした調査です。そのため、実施前に「個人評価には影響しない」「率直な意見を歓迎する」ことを明確に伝え、安心して回答できる環境を整えることが大切です。
従業員に不信感が残ったまま実施すると、正直な回答が得られなくなる可能性があります。
実施前に目的や活用方法を社内にしっかり共有し、サーベイの意義を理解してもらいましょう。
調査票の配布は、サーベイ専用ツールを活用すれば、社内チャットツールやメールのリンク送付などで簡単におこなえます。回答率を上げるには、朝の始業前や休憩時間など、回答しやすい時間帯に配信するのがおすすめです。また、質問作成や配信の手間を削減し、集計までスムーズに進められるでしょう。
6-3. 調査の集計・分析をおこなう
回答が集まったら、できるだけ早く集計と分析をおこなうことが重要です。パルスサーベイは短い周期で実施するため、スピード感をもって結果を確認し、次のアクションに反映することが求められます。
分析の際、特定の従業員のスコアが前回調査から大きく変化している場合は、職場環境や人間関係などに変化があった可能性があります。また、複数の従業員が同様の回答傾向を示している場合は、チームや職場全体のマネジメントに課題があるサインかもしれません。
定量データだけでなく、自由記述欄の内容にも目を通すことで、数値では見えにくい課題の背景や従業員の声を拾い上げられるでしょう。
6-4. 社内フィードバックと施策の検討をする
サーベイは実施して終わりではなく、結果をもとに課題を共有し、改善につなげることが目的です。分析結果は人事部門だけでなく、各部署のマネージャーや経営層とも共有し、全社的に課題を認識しましょう。
課題が見えたら、優先順位をつけて改善策を検討し、実行に移します。個別の従業員に課題が見られる場合は、1on1などで状況を丁寧にヒアリングし、必要なフォローをおこなうと効果的です。
また、改善策の効果を確認するために、継続的にパルスサーベイを実施して変化を追うことも大切です。課題解決だけでなく、良い結果やポジティブな傾向を社内で共有し、強みとして伸ばす取り組みもあわせておこない、従業員エンゲージメントの向上につなげましょう。
7. パルスサーベイは「意味がない」と言われる理由と解決策は?


パルスサーベイは有効な手法である一方、「実施しても意味がない」と感じる企業も少なくありません。その多くは、実施後のアクションにつながっていないことが原因です。
よくある課題としては、次のとおりです。
- 結果を分析しても改善策の実行まで至らない
- 同じ質問を繰り返してしまい、回答が形骸化する
- 結果が従業員に共有されず、声が反映されていないと感じさせてしまう
これを防ぐためには、まず調査の目的と結果の活用方針を明確にし、従業員にも共有することが重要です。そのうえで、毎回テーマを絞った質問設計をおこない、結果を迅速に分析・フィードバックする仕組みを整えましょう。
従業員の意見がきちんと反映されるプロセスをつくることで、パルスサーベイは意味のない調査ではなく、組織の信頼性とエンゲージメントを高める仕組みとして機能するようになるでしょう。
8. パルスサーベイを有効活用して満足度の高い環境を目指そう


パルスサーベイは、従業員の状態をリアルタイムで把握し、組織課題の早期発見に役立つ手法です。週単位・月単位の短いスパンで調査をおこなうことで、変化を継続的に追跡し、迅速な対応が可能になります。
実施にあたっては、回答者と運用担当者の負担を減らし、結果を素早く分析・共有して改善施策へ反映することが大切です。
パルスサーベイを定着させることで、従業員の声を組織運営に生かし、エンゲージメントの高い職場環境をつくっていきましょう。



従業員の定着率の低さが課題の企業の場合、考えられる要因のひとつに従業員満足度の低さがあげられます。
従業員満足度を向上させることで、従業員の定着率向上や働くモチベーションを上げることにもつながります。
しかし、従業員満足度をどのように測定すれば良いのか、従業員満足度を知った後どのような活用をすべきなのかわからないという人事担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
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