目標とは?目的との違いや達成するためのポイントを紹介 - ジンジャー(jinjer)| クラウド型人事労務システム

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目標とは?目的との違いや達成するためのポイントを紹介

頂上でゴールを持つ

目標の設定は事業活動で重要視される要素のひとつです。ビジネスにおける目標は事業活動の成否を判断する指標として機能するだけではなく、社員一人ひとりの行動に一貫性を持たせる役割もあります。なお、目標設定を行う際は、事業活動における目的と目標の違いを正しく理解しておくことが大切です。

本記事では、目標と目的の違いやビジネスにおける目標の重要性、また目標を達成するためのポイントなどについて解説します。

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1. 目標と目的の違い

付箋のメモ

ビジネスにおける目標の重要性を理解するためには、まず「目標」と「目的」の違いを理解しておくことが大切です。ここでは目標と目的それぞれの意味や、その関係性について解説します。

1-1. 目的は、最終的に自分が実現したいこと

目的とは、最終的に成し遂げたい事柄を意味する言葉です。有名になりたい、会社を大きくしたいといった将来のヴィジョンも目的になり得ます。つまり、目的とは自分が達成したいことであり、同時に何のためにその行動をするのかの根源的な理由となるものです。

1-2. 目標は、目的を達成するための指標

一方、目標には目的を達成するための指標という意味があります。目的だけ決めてもその達成度合いを知るための指標がなければ成果を測ることができず、また目的の達成に向けた効果的なアクションも起こせません。目的を達成するためには、何をどの程度行えばよいかという定量的に測定可能な目標が必要です。

ダイエットを例にすると、その目的は痩せることです。しかし、具体的な指標がなければどのような結果を持って、痩せたといえるのか分かりません。またどの程度痩せればよいのかも決まっていないため、一貫した行動も起こせません。

そのため、例えば2カ月で5kg体重を落とすなどの具体的な目標を定めます。具体的な目標を決めることで、その達成に向けて運動量や食事制限に工夫を凝らせるようになります。

2. ビジネスにおける目標の例

ホワイトボードの前で話す人たち

ビジネスにおける目標とは、組織や個人が達成すべき具体的な成果や数値のことです。原則としてビジネス目標は経営戦略に基づきます。経営戦略とは企業が目指すヴィジョン、つまり目的の達成に向けた基本計画です。ビジネス目標は経営戦略で掲げられる目的を達成するために設定されます。

以下、企業が掲げる主な目的と、それに対する目標の例です。

経営戦略の目的 目的に対する目標の例
売上高の増加 前期の売上高を前年比で10%増加させる
新規顧客獲得数の増加 月間の新規顧客獲得数を前年比で20%増加させる
コスト削減 今後1年以内に製造コストを前年比で5%削減する
従業員満足度の向上 今年度の従業員満足度を前年比で10%向上させる

3. 目標を設定する重要性

黒板の前のメガホン

事業活動を効率的に進めるためには、業務の指標となる目標を適切に設定しなければなりません。ここではビジネスで目標設定をする理由を解説します。目標設定の重要性を改めて考えてみましょう。

3-1. 事業活動の成果を測定できる

目標の設定により事業活動の成果を定量的に測定できるようになります。売上高を増加させるといった漠然とした目的を示しただけでは、社員はどの程度の売上を目指すべきか分かりません。そのため、売上を前年比10%増加させるのような具体的な目標を設定し、日々の業務の成果を客観的に観測できる形にする必要があるのです。

3-2. 社員の行動に一貫性が生まれる

目標の設定には社員の行動に一貫性を持たせるという役割もあります。目標とは目的を達成するための指標です。明確な目標を示すことで社員はその目標に向けて行動できるようになります。社員が目標に沿って行動する限り、業務の方向性がぶれることはありません。

3-3. 目標達成に向けたアクションプランを検討できる

目標は、よりよい結果をもたらすためのアクションプランを検討する基盤となります。明確な目標であるほど、目標達成のためのより具体的なアクションプランの策定が可能です。数値に基づいたアクションプランを策定することによりリソースの無駄が省かれ、より効率的に目標を達成できるようになります。

4. 目標設定を間違えたときに起きる問題

携帯でエラーが出る

事業活動において目標の設定が重要であることは先に述べたとおりです。反対に、設定すべき目標を誤ってしまうと効率的な業務の遂行は望めません。ここでは適切な目標設定ができていない場合に起こる問題を解説します。

4-1. 生産性が低下する

はじめに挙げられる問題は生産性の低下です。目的からずれた目標を設定してしまうと業務の方向性がぶれてしまい、目的の達成に必要以上に時間を要したり、本来やるべき仕事を怠ってしまったりする恐れがあります。

目標は目的を達成するための指標であり、その内容は必ず目的の達成に沿ったものでなければなりません。

4-2. 社員のモチベーションが低下する

次に挙げられるのは社員のモチベーション低下です。明らかに高い目標を設定してしまうと、社員は目標の達成が不可能と考えてしまい、仕事に対しても後ろ向きの考えを持ってしまいます。また、業務の成果が目標から著しく乖離してしまうと、社員が自分の能力に対する自信を失ってしまうことも考えられます。

ビジネスにおける目標は低すぎても高すぎてもよくありません。実際に業務にあたる社員のスキルもふまえ、少し努力すれば達成できるくらいの塩梅で目標を設定しましょう。

4-3. 目標の達成が目的となってしまう

最も気を付けたい問題といえるのは、目標の達成が目的となってしまうことです。目標の達成を目的に行動してしまうと、本来優先すべき仕事や長期的な成長戦略が犠牲になります。これは企業が成果主義一辺倒に陥り、本来の目的を見失っていることが原因です。

目標の達成を何よりも優先した結果、コンプライアンスに反する活動や違法行為に手を染めてしまう企業も見られます。目標はあくまでも企業の成長や戦略の実現を目指すための手段であるべきです。

5. 目標を達成するための3つのポイント

黒板のポイント

ビジネス目標を達成するためには、ただ単に仕事を頑張ればよいというものではありません。大切なのは、目標達成に向けて計画的なアクションを起こすことです。ここではビジネス目標を達成するためのポイントを3つ紹介します。

5-1. 目標達成に向けたアクションプランを策定する

1つ目のポイントは、アクションプランの策定です。ビジネス目標の殆どは企業の成長や課題の克服を目的に設定されます。今までと同じように仕事をしていても目標は達成できるものではなく、闇雲に頑張っても達成できるものでもありません。目標を達成するためには従来とは異なるアプローチが必要です。

目標達成に向けたアクションプランを策定する際は、まずは与えられた目標の内容を精査しましょう。その上で目標達成に必要なタスクやタイムスケジュールを考え、計画に落とし込んでいきます。上司や他のチームメンバーからも意見を募り、より具体的な計画にブラッシュアップしていきましょう。

5-2. 進捗をモニタリングする

2つ目のポイントは進捗のモニタリングです。念入りにアクションプランを策定したとしても、全てが計画通りに進むとは限りません。定期的に成果を測定し、想定通りの結果が得られているか確認することが重要です。

想定した結果が得られていないときはその原因を探り、場合によってはプランの修正も視野に入れましょう。トライ&エラーを繰り返しながらPDCAサイクルを回すことで、目標の達成に近付いていきます。

5-3. 結果を評価する

3つ目のポイントは結果の評価です。目標を達成できなかった場合は必ず課題を洗い出し、次の計画で改善できるようにしましょう。また、目標を達成できた場合でも、好結果をもたらした要因を把握することが重要です。結果の振り返りを忘れずに行うことで、次回以降、より精度の高いアクションプランを策定できるようになります。

6. 企業が目指すヴィジョンを意識して目標を設定しよう

眼鏡越しのビル

目標とは目的を達成するための指標であり、行動の指針となるものです。事業活動では企業の経営戦略に基づいて個々の目標が設定されます。目標の達成はあくまで企業がなりたい姿に近付くための手段であり、それ自体が目的ではありません。ビジネスにおける目標は、必ず企業が目指すヴィジョンを意識して設定しましょう。

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人事評価制度は、健全な組織体制を作り上げるうえで必要不可欠なものです。
制度を適切に運用することで、従業員のモチベーションや生産性が向上するため、最終的には企業全体の成長にもつながります。

しかし、「しっかりとした人事評価制度を作りたいが、やり方が分からない…」という方もいらっしゃるでしょう。そのような企業のご担当者にご覧いただきたいのが、「人事評価の手引き」です。

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OHSUGI

OHSUGI

クラウド型勤怠管理システムジンジャーの営業、人事向けに採用ノウハウを発信するWebメディアの運営を経て、jinjerBlog編集部に参加。営業時代にお客様から伺った勤怠管理のお悩みや身につけた労務知識をもとに、勤怠・人事管理や給与計算業務に役立つ情報を発信しています。

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