エンゲージメントを高める取り組み7つ!向上の目的やメリットも解説 - ジンジャー(jinjer)| クラウド型人事労務システム

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エンゲージメントを高める取り組み7つ!向上の目的やメリットも解説

ひらめく男性

企業が利益をあげるには、従業員は欠かせない存在です。もし従業員の離職が多発してしまうと利益をあげられないだけでなく、企業規模を縮小せざるを得ないかもしれません。

従業員の離職を防ぐために押さえておきたいのが、従業員が抱く会社への愛着や思い入れを意味するエンゲージメントです。今回はエンゲージメントを高めるコツと具体的なアイデアについて紹介します。

「離職率が高い」、「新入社員がすぐやめる」などの
お悩みを抱えていませんか?

従業員の定着率の低さなどが課題の企業の場合、考えられる要因のひとつに従業員満足度の低さがあげられます。

従業員満足度を向上させることで、従業員の定着率向上や働くモチベーションを上げることにもつながります。

しかし、従業員満足度をどのように測定すれば良いのか、従業員満足度を知った後どのような活用をすべきなのかわからないという人事担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような方に向けて当サイトでは、「従業員満足度のハンドブック」を無料でお配りしています。

従業員満足度調査の方法や調査ツール、調査結果の活用方法まで解説しているので、従業員のモチベーション向上や社内制度の改善を図りたい方はこちらから資料をダウンロードしてご活用ください。

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1. エンゲージメントを高めるとは

皆でピースをそろえる

エンゲージメントとは「社員が会社に持つ愛社精神や思い入れ」を意味します。

エンゲージメントが高い状態の従業員は企業への帰属意識が強まることで企業の取り組みや仕事への関心が高くなり、自発的に貢献するよう行動します。

また、エンゲージメントを高めることで従業員と企業の繋がりは、「企業の構造や評価・報酬制度など物理的なハード面の繋がり」ではなく「従業員の愛着や心など対人関係ともいえるソフト面での繋がり」となります。

従業員は、評価や報酬制度は常によりよい条件になることを期待していますが、改善し続けた場合いつか限界が来てしまい、従業員の期待に応えられない状況になるかもしれません。一方で、ソフト面は、構築するまでに時間は掛かってしまいますが、一度関係性が出来れば継続して良好な関係を続けられます。

エンゲージメントを高めることで、従業員と企業はより強く結びついている状態になっていると言えるのです。

2. エンゲージメントを高める目的

赤いハートを持つ手

エンゲージメントを高める目的を大きく3つご紹介します。

2-1. 人材の流動化に対応する

働き方や人材の多様化に伴い、これまでの日本の企業で多く取り入れられていた「終身雇用制度」という考え方は薄まり、生涯一社に勤めるのではなく、転職や再就職が定着してきました。

優秀な人材を確保し長く勤めてもらうためにエンゲージメントに着目している企業が増えています。エンゲージメントが高い=愛着があり心理的な結びつきが強い状態と言えるからです。

2-2. 社会の変化に柔軟に対応するため

変化が激しい昨今の社会で企業が成長していくためには、予測が難しい状況に対応できるしなやかで筋肉質な組織が必要です。また、そのような組織には柔軟に自発的に動いてくれる人材が必要です。

エンゲージメントが高い従業員は、企業へ貢献する意識が高まります。自ら現状の課題を把握し改善に向けて行動する人材が集まるよう、エンゲージメントを高めるのです。

2-3. リモートワークの定着

新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、リモートワークが定着してきました。リモートワークでは従業員同士がコミュニケーションを取る機会が減り、そのことにより組織に属している意識、つまりエンゲージメントの低下に繋がってしまいました。

エンゲージメントの低下は離職へと繋がりかねないため、離職を防ぐためにも、エンゲージメントを高め従業員に企業への愛着を強めてもらうことが重要です。

3. エンゲージメントを高めるメリット・効果

手をかざす女性

エンゲージメントを高めることで得られるメリットや効果を3つご紹介します。

3-1. 企業の成長へつながる

エンゲージメントを高めると、企業へ貢献する意識も高まります。自発的な従業員が増えることで生産性が向上し、利益率ひいては企業の成長へと繋がります。

3-2. 離職を防げる

エンゲージメントとは「社員が会社に持つ愛社精神や思い入れ」を意味し、エンゲージメントが高い状態は「愛社精神が高い状態」と言えます。

エンゲージメントを高めることで、離職を防ぎ、優秀な従業員に長く勤めてもらえる環境ができます。

3-3. 企業への信用が高まる

エンゲージメントを高めることで従業員からの信頼を得られるだけに留まらず、外部からの信用も高まります。

従業員が自発的に業務に取り組むことで、その企業のサービスや製品の質が向上し、顧客満足度が高まります。また、企業への愛着が高い従業員がいることに求職者が魅力を感じ、採用活動の活性化にも繋がります。

4. エンゲージメントを高めるための取り組み

謎マークが浮かぶ

社内の目標やビジョンの共有、社員同士のコミュニケーション促進などを講じてもエンゲージメントが向上しない場合、自社の風習や慣習など、当たり前となっていたことを見直してみましょう。

4-1. 現状を分析し、何に課題があるのか知る

見直す取り組みの第一段階として、まずどこに原因があるのか自社の現状を分析します。

エンゲージメントが低下する原因のひとつとして「組織が複雑になっていること」「仕事が細分化されていること」があげられます。

組織が大きくなるほど組織の形態は複雑化し、縦割りになります。 縦割りになると、横の部署がどのような業務を行っているのか見えにくく、仕事の細分化によって何のための業務なのか、どのような成果に繋がっているのか実感しづらくなります。

大きな組織改編など従業員の働く環境が変わった際は、従業員のエンゲージメントが低下していないか確認することを推奨します。

以下の記事で、従業員のエンゲージメントの現状を知るためにどのような事を実施すべきか、実施することのメリット・デメリットを解説しています。ぜひご一読ください。

関連記事:組織サーベイの種類やメリット・デメリットを徹底解説

現状を解析し原因が見えてきたら、改善のための取り組みを考えます。次項より、3つの例をご紹介します。

4-2. 社内の制度や風土を見直してみる

現代はテレワークやフレックスといったように、多様な働き方が存在しています。このような働き方は従業員のプライベート充実につながるため、エンゲージメントの向上が期待できます。

もしエンゲージメントが上がらない場合は、自社の制度や風土の見直しが効果的です。例えば、残業が慣例的になっている、不要な会議が多発しているといった場合は、ノー残業デーを作る、会議の回数を減らすといった工夫を凝らしてみましょう。

また、テレワークが可能な業種であれば試験的にテレワークを導入して効果を測定してみるのもおすすめです。

一方で、社内の制度や風土改革をおこなう際に、何から始めればよいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような場合、従業員満足度調査などを用いて、従業員が会社のどのような部分に満足していて、どのような部分に不満を抱いているのかを把握することから始めましょう。

当サイトでは、従業員満足度の調査方法から結果の活用方法までをわかりやすく解説した資料を無料でお配りしています。

社内の制度を変えて従業員のエンゲージメント向上につなげたい方は、こちらから「従業員満足度のハンドブック」をダウンロードしてご活用ください。

4-3. 管理方式をボトムアップ型に変更してみる

トップダウン型の管理方式の場合、従業員は指示された業務を遂行するだけで能動的な行動が期待できません。エンゲージメント向上には、従業員が能動的に行動出来る環境が必要です。そのため、従業員からの意見を上司や経営層が吸い上げるボトムアップ型に変更してみましょう。

ボトムアップ型であれば従業員は自分で考えて行動するため、エンゲージメントの向上が期待できます。

4-4. 組織体系や承認フローをスマート化してみる

組織体系が複雑で役職者が必要以上にいる場合、従業員が質問や相談しづらい環境になってしまう恐れがあります。従業員は質問や相談ができないと、自社に対して不信感を抱きかねません。また、役職者が多いと従業員は複数の役職者から承認を得る必要があり、煩わしさを覚えてしまいます。

エンゲージメントを向上させるためには組織体系や承認フローのスマート化に取り組んでみましょう。

5. エンゲージメントを向上させる7つのアイデア

光る電球を持つ

エンゲージメントを向上させるために、さまざまなアイデアを講じてみましょう。

ここではエンゲージメント向上におすすめの4つのアイデアを紹介します。

5-1. 自社のビジョンや目標を共有する

従業員のエンゲージメントを高めるには、自社のビジョンや目標を共有するようにしましょう。従業員は自分が働いている会社が何を目的として、どういったビジョンに基づいて活動しているかを把握することで、経営層と一体感を持って業務に取り組めます。

反対に経営層が何を考えているかわからないといった状態では、従業員のエンゲージメントは高まらないでしょう。

自社のビジョン共有の方法として、定期的に説明会を実施する、ハンドブックや社内報などへの掲載が挙げられます。

5-2. 社内コミュニケーションを活発化させる

社内のコミュニケーションが活発であれば、従業員のエンゲージメントも高まります。例えば、上司や先輩に相談しやすい環境であれば、従業員は一人で悩みや課題を抱え込まずにすみます。

社内のコミュニケーションを活発化させるためには、気軽に連絡できるチャットツールの導入や1on1ミーティングなどを実施しましょう。

コミュニケーションが活発化したことで多様な意見が反映されれば、それまで慣習的に行っていた不要な業務の削減にもつながります。

5-3. 従業員をサポートする体制を整える

従業員が自身のビジョンや希望に近づけるように、会社がサポート体制を整えることもエンゲージメント向上につながります。

そのためにも、定期的な人事面談や資格取得支援制度の導入などを検討してみましょう。また、社内公募制度を設けて従業員が新しい業務にチャレンジしやすい環境を整えることも大切です。

5-4. シエスタ制度をはじめ従業員の働きやすい環境を整える

従業員が働きやすい環境を整えることはエンゲージメント向上に欠かせません。例えば、生産性を向上させるためにシエスタ(お昼寝)制度を導入するという方法があります。

昼寝をすることで生産性が向上するとされており、厚生労働省も午後の早い時間に30分ほどの睡眠をとることで作業能率が改善されると推奨しています。[注1]

[注1]「健康づくりのための睡眠指針 2014」| 厚生労働省

5-5. 従業員の表彰や新制度の導入

従業員のエンゲージメントを向上させるためには、給与以外での還元も大切です。例えば、目標を達成した従業員を表彰するという制度が効果的です。

賞を授与するにあたって、管理者たちがしっかりと話し合って受賞者を決めれば、従業員にとって表彰が有意義になります

表彰制度を導入すれば、従業員同士の切磋琢磨も期待できます。

5-6. 感謝の言葉は従業員同士で交わし合う

従業員の努力や行ないを評価して承認欲求を満たすことは、エンゲージメントの向上につながります。

従業員の承認欲求を満たすために、管理者も含めた従業員同士で感謝の言葉を交わしてみましょう。その際、口頭では伝えづらいという従業員がいるかもしれません。そのため、カードに感謝の言葉をしたためて贈り合うのがおすすめです。

この取り組みは従業員同士が互いの努力を認め合えるだけでなく、コミュニケーションの促進にもつながります。

5-7. 部署を横断するコミュニケーションの促進

一般的に企業において従業員がコミュニケーションをとるのは、同じ部署の同僚や後輩、上司などです。ですが、エンゲージメントを高めるという点においては部署を横断したコミュニケーションを促してみましょう。

部署を超えたコミュニケーションが図られることで、同じ部署では聞けなかったような思わぬアドバイスや気づきが得られます。

また、他部署の従業員がどのような業務を行っているのかが可視化されることもエンゲージメントにつながるでしょう。

6. エンゲージメントは工夫ひとつで向上できる

外を見てほほ笑む女性

エンゲージメントを向上させるには、自社のビジョンを共有したり社内のコミュニケーションを促進したりといった方法が効果的です。これらに加えて、シエスタ制度や社員同士で感謝の言葉を交わし合うといった独自の取り組みもおすすめです。

どのような制度、システムに取り組めば従業員の愛社精神が高まるかを考えて、オリジナリティあふれるエンゲージメント向上の施策を実行してみてください。

関連記事:エンゲージメントとは?高めるメリットと方法をわかりやすく解説|HRドクター

「離職率が高い」、「新入社員がすぐやめる」などの
お悩みを抱えていませんか?

従業員の定着率の低さなどが課題の企業の場合、考えられる要因のひとつに従業員満足度の低さがあげられます。

従業員満足度を向上させることで、従業員の定着率向上や働くモチベーションを上げることにもつながります。

しかし、従業員満足度をどのように測定すれば良いのか、従業員満足度を知った後どのような活用をすべきなのかわからないという人事担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような方に向けて当サイトでは、「従業員満足度のハンドブック」を無料でお配りしています。

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OHSUGI

OHSUGI

クラウド型勤怠管理システムジンジャーの営業、人事向けに採用ノウハウを発信するWebメディアの運営を経て、jinjerBlog編集部に参加。営業時代にお客様から伺った勤怠管理のお悩みや身につけた労務知識をもとに、勤怠・人事管理や給与計算業務に役立つ情報を発信しています。

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