軽減税率に対応した請求書の書き方サンプルを紹介 - ジンジャー(jinjer)|クラウド型人事労務システム

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軽減税率に対応した請求書の書き方サンプルを紹介

軽減税率制度の導入によって、軽減税率と標準税率、2つの税率が混在することとなりました。酒類・外食を除いた飲食料品・新聞は軽減税率の対象となり、標準税率10%より低い8%の消費税が課せられます。

請求書の様式もこれまでの「請求書等保存方式」から、軽減税率に対応した「区分記載請求書等保存方式」へと切り替えばければなりません。

今回は、軽減税率に対応した請求書の書き方について、区分記載請求書等保存方式のサンプルや注意点をご紹介いたします。

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1. 軽減税率に対応した請求書の書き方サンプル

2019年10月1日から2023年9月30日までは、軽減税率に対応した請求書の書き方として、区分記載請求書等保存方式が採用されています。

区分記載請求書とは、各商品を8%と10%の税率に区分し、税率区分別の税込金額を記載したものです。軽減税率対象商品には、(※)などの記号を記載します。

書き方の例は次のとおりです。

(サンプル1)

請求書

2020年×月×日

◯◯◯株式会社 御中

区分 日付 商品名 数量 単価 金額(税抜)
2020年×月×日 キッチンペーパー 30 200 6,000
2020年×月×日 コシヒカリ無洗米 20 1,000 20,000
2020年×月×日 国産片栗粉 20 200 4,000
2020年×月×日 食器用洗剤 30 300 9,000
2020年×月×日 国産鶏むね肉 20 200 4,000
2020年×月×日 ドッグフード 10 500 5,000

備考:

小計 48,000
合計金額 52,240
8%対象 22,000
10%対象 30,240

※は軽減税率対象項目

(サンプル2)

請求書

2020年×月×日

◯◯◯株式会社 御中

区分 日付 商品名 数量 単価 金額(税抜)
2020年×月×日 コシヒカリ無洗米 20 1,000 20,000
2020年×月×日 国産片栗粉 20 200 4,000
2020年×月×日 国産鶏むね肉 20 200 4,000
8%対象 小計 28,000
消費税等 2,240
2020年×月×日 キッチンペーパー 30 200 6,000
2020年×月×日 食器用洗剤 30 300 9,000
2020年×月×日 ドッグフード 10 500 5,000
10%対象 小計 20,000
消費税等 2,000
合計金額 52,240
備考:

※は軽減税率対象項目

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関連記事:軽減税率導入後の納品書ってどうやって書くの?わかりやすく解説 

2. 軽減税率導入後の請求書の書き方で注意すること

軽減税率導入後の請求書の作成・発行する際は、次の2つに注意しましょう。

2-1. 税率区分について

軽減税率対象品とそれ以外の商品をまとめて、1枚の請求書に記載します。フォーマットに税率区分の項目がない場合は、「コシヒカリ無洗米※」という記載方法でもかまいません。

税率区分に「8%」や税率コードを記載する方法もあります。

また、税率を記号で区分する場合は、「※は軽減税率対象項目」などなど、帳簿上に明記しておく必要があります。

2-2. 区分記載請求書等保存方式は2023年9月30日まで

区分記載請求書等保存方式は、2019年10月1日から2023年9月30日までの経過処置として採用されている書き方です。2023年10月1日以降は、「適格請求書保存方式(インボイス方式)」への切り替えが必要です。

適格請求書保存方式(インボイス方式)の請求書の発行には、以下の2つが定められています。

  • 税率ごとの合計消費税額と適用税率
  • 適格請求書発行事業者の登録番号の記載

また、上記の条件を満たした「適格請求書(インボイス)」を発行することが義務付けられています。2023年の完全移行までに、適格請求書発行事業者への登録を済ませたうえで、請求書のフォーマットを整えておきましょう。

参考:消費税の仕入税額控除の方式として適格請求書等保存方式が導入されます(リーフレット)|国税庁

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3. 複数税率に対応できるフォーマットを整備し適切な請求書を作成する

軽減税率に対応した請求書を作成するには、軽減税率適用商品とそれ以外の商品を区分し、税率ごとの税込合計金額を記載する項目を設ける必要があります。また、2023年10月1日以降の適格請求書保存方式(インボイス方式)移行を見据え、適格請求書発行事業者への登録および、請求書のフォーマットをきちんと整備しておくことが大切です。

請求書の書き方を把握し、軽減税率への適切な対応をおこないましょう。

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jinjer Blog 編集部

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